学長のひやかし

本(もと)はみな たれもの晒しの白木綿 
染めつよこれつ 末はいろいろ

周りの空気を読む。

2004年07月05日 | boyaki
 今日図書館で女が、何度も掛かってくる携帯に出ていた。一度で普通の人間ならマナーモードにしたり、電源を切るなどするであろう。ところがその女はそんなことするどころか、かかってきた電話に2度も出た。図書館内だというのにそのお構いなしという無神経さには、あきれて物が言えない…。それがれっきとした大人であるからなおさらたちが悪い。
 
 近年IT機器の発達で「周りの空気を読む」ということができない奴が、目立っている。ネット上でも誰も頼んでないのに、自分の知識を一方的にひけらかして満足し、廻りからひんしゅくかっている奴、公共の場で自分の行動が人の迷惑になっているというに気づかずそのままにいる奴など様々だ。なぜこんなことになったのかは謎だが、昨日話した私的空間の延長化が因をなしていると考える。歳に限らず「周りの空気を読む」なんて当たり前のことができない人間は子供か、もしくは脳みそに欠陥があるとしか考えられない。廻りを思いやるという人間として基礎的なことができなくなってしまったのは、いったいなぜなんだろうか。