やいとをすえる

淡路島出身のＴaさんは１０人兄弟の９番目です。
お姉さんの子（甥）と同級生で友達から
「おっさん（叔父さん）の方が(からだ)小さい」と言われたとか。

お母さんは１８で嫁にきて１０人を産んだ。
小さいころの母の思い出は怖かったこと
　悪いことをしたら叱られて　やいとをすえられたという。

両手を前に出し親指と人差し指の間にお灸を据えられて
「もお　悪いことはしません」「もお悪いことはしません」・・・
と何度も言ったが許されず　やけどができた。
　治るのに何ヶ月もかかったそうだ。

今は叱ることを「やいとをすえる」と言うが
本当に灸を据える人は少なくなった。