コンラッド、ラジオたんぱ賞勝利

コンラッドが重賞初挑戦で見事に勝ちました。

なぜか1番人気。パドックではいつも通り落ち着きがあり、調子も良さそうでした。周回を始めた頃は少し周りを気にしているようで、神経質な一面も見せていましたが、直ぐに落ち着いて問題なし。

ところが横山典JKが騎乗するときに、少し後ずさりをしていました。大した事ではないのですが、今までなかった事なのでちょっと気になります。返し馬で本馬場に入った時も少し煩く、不安が増加。さらに輪乗りの最中にも煩さを見せました。こ、これはスタート失敗するかも、と思っていたら、やはり立ち後れ。

しかし、ペースが速くなると予想して、どちらにしても控えるつもりだったようです。道中は後方3番手。前の集団からはかなり離れていましたが、1000m過ぎから徐々に押して前の集団に追いつき、外からまくり気味に３、４コーナーへ。直線では力強く伸び、外のトーセンロッキー、エイシンサリヴァンの追撃を抑えて1着で入線。

もう、ものすごい感動です。ゴールした瞬間は震えていました。

梅雨時なのに良馬場で出来たのは良かったです。前日、朝の雨で湿気もあるため、喉の不安もあまりありませんでした。レース前はハイペース予想だったので、先行するのか、後ろから行くのか気になっていましたが、出負けしてどちらにせよ後ろからを余儀なくされる展開。もちろん馬群に揉まれる事なく追走。そして理想のハイペース。さらにペースを読みきり、馬に負担をかけないように向こう正面では1頭だけ芝の良い外目を通らせ、絶妙のタイミングで仕掛け、最後まで追える横山典JKの好プレー。全てが良い方向に出たように思います。

コンラッドはまだ本格化前との事。ペースが遅くなれば前で折り合え、速くなれば後ろから差せる脚がある。馬体を併せての勝負強さもなかなかのもの。これで怖がりな精神面が改善され、馬体が成長すれば、これからも重賞で好走できるかもしれません。

次走はセントライト記念の予定。ちょっと休養期間は短いですが、今後の成長、レースが益々楽しみになりました。