SOHOミセスのよしなごと

「テープ起こし」ワーカーの独り言をつづっています。

読書の時間

2005年04月29日 | よしなごと
やはり「気合」だけでは風邪は完全に抜けてくれませんでしたね。
昨日、一昨日と丸2日寝たり起きたりの生活。

その間、何とか頼まれていたやりかけの仕事1本納品(ほっ)。
それからあとは、久々に小説――といっても短編集ですが、1冊読みました。

『平面いぬ』乙一著 集英社文庫

最近、小説とはちょっと縁遠い生活をしていたせいか、この作家について、全く知りませんでした。
入院中の母が退院するとき、「若い作家だけどなかなか頭がいい人よ、この人」と知ったようなことを言いながら貸してくれたものです。

タイトルが風変わりで、最初に目にしたとき意味がよくわからなかったのですが、実は作者の名前だって「おついち」と読むということすらわかりませんでした。

表題の短編以外にも、ここに出てくる小説はみんな幻想的で、ミステリアスで、なのにリアリティーがあって、一つ一つのシーンの映像が見えるようで、微熱状態で読むにはもしかしたらおあつらえ向きだったかもしれません。読んだあとも、ちょっとその世界を引きずっていられる感じ。(いや、本当は早くこういう状態とはおさらばしたいのだけれども)

さっさと寝なくちゃと思いながら、ベッドにゴロゴロしながら結局1冊読んでしまいました。
まあ、たまにはこういう時間があってもいいか。
おかげで、予期せぬ「集中的な読書時間」を持たせてもらいました。

風邪です。

2005年04月27日 | よしなごと
昨日の夕方から、急にのどが痛くなったと思ったら、あれよあれよという間に全身、ウイルスが駆けめぐってしまったようです。

この冬、風邪にもインフルエンザにもかからず、何とか調子よく過ごしてきたと思ったら、今ごろダウンです。
だるいと思ったら熱も38度近くあります。

仕方がないので、きょうはずっと寝ていました。

期限がない提出物が1つ、気にはなりますが週末までには何とかやる予定。

体が資本。明日は「気合」で直せるか――?

青色申告の記帳説明会(2)

2005年04月26日 | 仕事・業務
事業所得者用の記帳説明会で話された主な内容は、
青色申告をすることのメリット、記帳の意味、簡易帳簿の記帳の仕方、正規の簿記の記帳の仕方、保存年限などだった。

かなり大ざっぱな説明だったが、まずアウトラインを把握して、青色申告のポイントを感覚的につかむのには、ちょうどよかったかもしれない。
出てきた個々の疑問は、自分で調べるなり質問するなりしてくださいというところだろう。

青色申告をするなら、簡易帳簿よりも正規簿記のほうが断然メリットは大きい。
何しろ、簡易帳簿では10万円しかない特別控除が、正規簿記なら65万円になる。

(平成16年度の税制改正により、簡易帳簿の特別控除(最高45万円)は廃止、10万円の特別控除しか受けられなくなる。一方、正規の簿記の原則に従った複式簿記の控除額は、平成17年分から55万円から65万円に引き上げられる)

ところが正規簿記の記帳は、手作業だとかなり面倒そうだ。そこで青色申告用の会計ソフトを使って楽をしようということになる。ただし、毎年のように細かいところが変更になるので注意が必要とのこと。ソフトは毎年更新しなくてはいけないということか。

税務署としては、ソフトの使用はともかく、正規の簿記の記帳を勧めているらしい。

「脱税は絶対にいけませんが、節税は大いにやってください」という税務署員の言葉がとても印象的だった。まあ、合理的な意見だよね。

もともと会計ソフトは買うつもりではあった。
説明会でお勧めソフトなど聞けるかなと思っていたが、さすがにそういう話はなかった。当然だけど。

改名

2005年04月26日 | よしなごと
大したことではないのですが、
きょうから、ブログでの名前を「dorothy」に改名しました。

単にカタカナからアルファベットになっただけですが、思うところあっての変更です。

青色申告の記帳説明会(1)

2005年04月26日 | 仕事・業務
きょうは、税務署主催の青色申告者(事業所得者)を対象とした「記帳説明会」に参加した。

今年の確定申告のとき、「所得税の青色申告承認申請書」を提出したため案内が送られてきたのだ。
新たに青色申告をした人を対象として、正しい記帳や決算をするための説明会だというので、青色申告1年生としては、何としても出掛けなくては。

ただ、白色申告でも十分対応できる収入しかないくせに青色申告をして大丈夫か――そういう懸念もあったので、恐る恐る出掛けた。

参加者は意外と多く、120~130名ぐらいはいただろうか。
いわゆる自営業のおじさんたちが多いのかと思ったら、背広姿の中高年男性や20~30代のカジュアルないでたちの男性、そして女性の姿も多く目についた。女性の年齢層は幅が広そうだ。

男性は早期退職して「SOHOワーカー」になった人たちだろうか。IT関連の業種の人も少なくないのではないか。女性は、SOHO交流会などで出会うような雰囲気の人たちもいる。
やっぱり自宅でパソコンの前で仕事をする人が多いのかしらなどと、勝手に想像してしまった。

恐らく、実際はいろいろな職種の人たちが集まっているはずで、みんながみんなIT関連、SOHOワーカーではないのだろうが、そういう職種の人たちも少しずつ多くなってきているのは事実だろう。現に、商売とは縁遠いと思っていた私自身が青色申告の説明会に来ているのだもの。

説明会の内容については、次で書くことにします。


ある1週間

2005年04月24日 | よしなごと
今週は、外出することが多かった。

母が入院している病院、実家、同業仲間との交流会。まあ、これは正確には久々に会って“ランチした”ということだけど、片道1時間半のちょっとした小旅行だった。

それから中学校の総会出席。
こちらは、昨年度は役員だったため、活動報告をしなければならないので、欠席するわけにはいかなかった。
そして自分自身のアレルギーの薬をもらうため、隣町にある病院などなど。

母が不在の実家では、手つかずの部屋の掃除、窓ガラスふき、ぞうきん掛け、洗濯と
自分の家でやる以上の家事もこなしたぞ。

週の半ば丸2日間は仕事をするため家でカンヅメになっていたけれど、それだけでは間に合わないので深夜の仕事が続いた。

私としては、普段よりも体を使う作業が結構多かったな。
さすがに、今夜はグロッキー。

夕食時、ビールを少し飲んだためか、ちょっとテレビを見てぼーっとしていたら、ソファーで寝てしまった。
10時半頃、目を覚ますと、テーブルも台所もキレイに片付いている。

うわーい! うれしー。

お風呂に入ったら、少し頭がすっきりしてきたが、
やっぱり、きょうはもう休むことにしよう。

明日は、日曜だけど7時起きだ。


渋滞はやっぱり困ります。

2005年04月20日 | よしなごと
昨日は、実母の手術付き添いのため、朝7時過ぎに家を出た。

まだ、この時間帯なら道路もすいているだろう思っていたが、甘かった。
すでに、車でいっぱいじゃないの。

いつもなら、私は台所でお弁当を作ったり朝食の支度をしたりしている時間帯。
今の仕事を始めてから、
通勤ラッシュや交通渋滞でストレスを感じる生活とは縁遠くなっている。

そこは、家で仕事をしているメリットだよな。

結局、なんとか手術開始までに間に合ったけれども、
なかなか前に進まないので、車の中でかなり焦った。

この手のストレスには、私自身、もう免疫がなくなってきていると感じる。

今の仕事は、通勤時に伴うストレスはないけれども、代わりに、
来るべき宅配便がなかなか着かないとか、アップされるべき音声ファイルがなかなかアップされないとか、そういう類のストレスはある。

ただし、こういう事態は、毎日の通勤並みに頻繁にあるわけではない。
ごくごくたまに発生するだけだ。

実は、昨夜もそういう状況だった。

どっちのストレスがいいかって?

そりゃあ、どっちもないほうがいいに決まっているけれども、
せっかちな私は、幾つになっても渋滞にはめげるが、
後者のような事態が起きても、もうあまり動じなくなってきたと思う。

そんなことを車の中でつらつら考えていた。

母の手術自体は、予定通り無事終了。
入院して、自由に動き回れない人の立場からみると、
普通に日常生活が送れるだけでありがたいんじゃないか、とも思う。







希望的観測ですが・・・

2005年04月17日 | よしなごと
実家の母がひざの手術をするため、1週間入院することになった。
きょうは、その付き添いだ。

朝、自宅から車で実家へ出向き、病院へ荷物を運んだり、入室する前の説明を聞いたり、忘れ物を取りに帰ってまた届けたり。留守宅の冷蔵庫の掃除までして何だかんだしていると、あっという間に1日は過ぎた。


急に入院ということで、「じゃあ、初日は付きそうよ」と言えるのも、在宅で仕事をしているおかげだ。勤務時間が決まっている仕事と違って、時間の融通が利く。

母は、そういう娘の実態を知ってか、知らずか、毎日来なくていいから、と言う。
ではお言葉に甘えて、後は手術当日と退院の日に行くということにさせてもらった。

その間に仕事を埋めていくように、スケジュールを自分で組むことができる。


実家とは車で40分ぐらいの距離だが、普段はそんなに頻繁に行き来はない。今は、お互いに忙しくしているうちに毎日が過ぎているという感じ。
しかし、そんなに遠くない将来、親の介護問題が何らかの形で出てくることも十分考えられる。
夫の両親と自分の両親。子どもがそろそろ手を離れてきたと思ったら、次は親の介護問題に直面する。

ああ、もうそんな年齢になってきたんだなと思う。

もしそうなったとしても、今の仕事なら工夫をすれば続けていくことができるはず。(まあ、希望的観測なのかもしれないけど)


コンクラーベ

2005年04月14日 | 言葉
1人昼食を食べながら新聞を読んでいたら、「法王選ぶコンクラーベ 18日から」という見出しが目に付いた。

そうか、法王選びもいろいろ駆け引きがあって根比べがあるのか、なんかお笑い系の見出しみたいじゃん、と思ってよく読むと、ローマ法王の選出会議のことを「コンクラーベ」というらしい。なんだ、れっきとした外国語じゃないの。そうなんだ――。

誰もいないリビングで、声に出してそういうボケとツッコミを演じ分けながら新聞を読むことは、たまにある。
誰かが見ていたら「何やってんの、オバサン」と言われかねない光景だが、日中、誰もいない家でずっとパソコンに向かって過ごしていると、知らない間に思ったことを声に出していることもある。

家族が家にいるときでも、台所で独り言を言っていることもあるらしい。

「おかあさん、今、誰としゃべってたの?」と言われて、はっとする。
う~ん、何か、おかしいか。

まあ、いい。きょうはそのことについて書くつもりではなかった。

「コンクラーベ」という言葉、ちょっと頭の隅に入れておこう。

テープ起こしをしていると、実にさまざまな言葉や言い回しに出くわす。何が出てくるかわからない。
ローマ法王や宗教がテーマではなくても、そのとき話題になっていることとしてぽろっと一言口にする人がいるかもしれない。

録音状態が良くないとか、ものすごく早口の人にちょこっと「コンクラーベ」などと言われた日には、知らなければ後で検索するのが大変だからね。
もしかしたら、早とちりして本気で「根比べ」と書いていたかもしれないなあ。



「コンクラーベ」という言葉、一応裏を取るつもりで少し調べたら、ラテン語(コンクラーヴェ:conclave)で「教皇選挙」を意味する言葉なんだそうである。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7)
ただし、手元の英語の辞書にも「教皇選挙、秘密会議」と載っているし、イタリア語の辞書にも載っているらしい(こちらは実際に確認できていない)ので、ラテン語が語源ということか。まあ、今の段階では、それ以上突っ込んだ調査は必要ないので、ややこしくなる前にここで調査終了となる。

テープ起こし屋さんに求められるのは幅広い知識だ。
いいのか悪いのか何とも言えないけれど、こうして広く浅く、言葉の断片、知識のかけらが収集されていく。







大人への階段

2005年04月13日 | ファミリー
次女は中学2年生。
新学期が始まってここ数日、「朝練があるから6時に起こして」と言う。

そのくせ、当の本人は深夜まで起きている。
「早く寝なさい」が母の口癖になって久しいが、「やらないといけないことが残ってるの!」と聞く耳を持たない。

時々、母が部屋へ入ろうとすると、さっと何かを教科書の下に隠したりするの、知ってるんだな。何やってるんだか。でも、母は知らんぷりしている。

たま~に制服のアイロンがけでもしてあげようかと思いたって手に取ると、小さく折り込まれた「手紙」がどさっとポケットから出てくることもある。母も覚えがあるから中身は見ない。

でも一度だけ、机の上に放置されていた誰かからの手紙を読んだことがある。たわいもない内容だったと思うけれど、ちょっと甘酸っぱい香りがした。

バレンタインデーの前日、十数個もの「友チョコ」づくりに専念して、おかげでテスト勉強はそっちのけ。ラッピングは母も手伝わされたけど、その中の一つでも本命行きがあったのかなあ。「そんなの、あるわけないじゃん」と軽くかわされてしまったけれど、ミーハーな母は気になる。


次女は、どちらかというと学校での話を家でよくするほうだ。
おかげで、クラスの様子、部活のこと、クラスメートの名前、先生の特長までよくわかるのだが、肝心要のことは話してくれてない。そんな気もする。

そりゃあ、そうだよね。
もう親に言いたくないこと、たくさんあるよね。

お風呂に入るときには脱衣室の鍵をしっかり掛けているのも、鏡の前で髪の毛をいじったり、何やらべたべた顔や体に塗ったりするのも、やけに服装にこだわるのも、子どもから少女へ、そして大人になっていこうとする一つの証し。

身長ももうすぐ母を追い越す。
四つ違いの姉と友達同士のように会話する。

子どもはほんとに幾つになっても成長し続けている。
赤ん坊の頃は一日一日の変化に新鮮な驚きをもって接していたはずなのに、いつの間にか、そんな感動が薄らいでいたかもしれない。

ふと見ると、何だか大人っぽい雰囲気の次女の様子に、母はちょっとこそばゆい。
早く大人にな~れという気持ちと、もう少し子どものままでいてねという気持ち。

大事に毎日過ごさないとね。すぐ大人になってしまいそうだから。