SOHOミセスのよしなごと

「テープ起こし」ワーカーの独り言をつづっています。

青色申告の記帳説明会(2)

2005年04月26日 | 仕事・業務
事業所得者用の記帳説明会で話された主な内容は、
青色申告をすることのメリット、記帳の意味、簡易帳簿の記帳の仕方、正規の簿記の記帳の仕方、保存年限などだった。

かなり大ざっぱな説明だったが、まずアウトラインを把握して、青色申告のポイントを感覚的につかむのには、ちょうどよかったかもしれない。
出てきた個々の疑問は、自分で調べるなり質問するなりしてくださいというところだろう。

青色申告をするなら、簡易帳簿よりも正規簿記のほうが断然メリットは大きい。
何しろ、簡易帳簿では10万円しかない特別控除が、正規簿記なら65万円になる。

(平成16年度の税制改正により、簡易帳簿の特別控除(最高45万円)は廃止、10万円の特別控除しか受けられなくなる。一方、正規の簿記の原則に従った複式簿記の控除額は、平成17年分から55万円から65万円に引き上げられる)

ところが正規簿記の記帳は、手作業だとかなり面倒そうだ。そこで青色申告用の会計ソフトを使って楽をしようということになる。ただし、毎年のように細かいところが変更になるので注意が必要とのこと。ソフトは毎年更新しなくてはいけないということか。

税務署としては、ソフトの使用はともかく、正規の簿記の記帳を勧めているらしい。

「脱税は絶対にいけませんが、節税は大いにやってください」という税務署員の言葉がとても印象的だった。まあ、合理的な意見だよね。

もともと会計ソフトは買うつもりではあった。
説明会でお勧めソフトなど聞けるかなと思っていたが、さすがにそういう話はなかった。当然だけど。