テープ起こし仲間の和田みち子さんが
『漢字で意味が変わる ビミョ~な日本語』(株式会社 スリーエーネットワーク)という本を出版されました。
ステキな本なので、ちょっと宣伝。
「固い・堅い・硬い」「体制・態勢・体勢」「上る・昇る・登る」など、私たちが日常的に使う言葉には、同音異義語や同訓異字と呼ばれるものが結構多い。いざ漢字で書こうとするとき、意外と迷ってしまうことはないでしょうか。
この本は、そうした同音異義語や同訓意字の意味や使い方を、分かりやすく解説してくれています。イラ姫さんのイラストも、楽しい。
取り上げられている言葉は、日常的によく使われる100種を厳選してアイウエオ順に掲載されているので、メールや手紙を書くときなど、ちょっとした辞書代わりに使えそうだし、これ1冊を熟読すれば、受験勉強や就職試験にも十分対応しそうです。
またページは、まず「マンガ」や「微妙な家族の会話」で場面のイメージを促し、その後、主な意味と用例、「ビミョーな違い」、「覚えるワザ!」といったコーナーで構成されているので、読んでいて分かりやすい。中高生はもちろん、小学生でも5~6年生なら興味を持って読めると思います。
和田さんは、『まぐまぐ!』殿堂入りを果たしているメールマガジン【ビミョーな言葉研究所】の発行人ですが、この本は、3年近く続けてきたそのメルマガをベースに、大幅に加筆・修正したものだそうです。
おりからの日本語ブーム。
本屋さんで見かけたら、ちょっと手にとってみてはいかがでしょうか。肩の凝らない日本語の本。楽しく読むうちに知識もついてくる、そんな1冊だと思います。