SOHOミセスのよしなごと

「テープ起こし」ワーカーの独り言をつづっています。

青色申告会の講習会(その後1)

2005年07月15日 | 仕事・業務
先日、地元の青色申告会主催の記帳講習会に出席した。

今年2月、平成16年度の確定申告時に「所得税の青色申告承認申請書」を提出  4月末の説明会でパソコンソフトを使った複式簿記の記帳指導を受けたいというアンケートで「イエス」にマルを付けた  講習会の案内が送られてきた、という流れだ。

4月末の説明会には、確か100名以上の出席者がいたが、この日の参加者は6~7名。全体で希望者がどれぐらいいたのか分からないが、数人ずつのグループに分けて、講習会を実施しているようだった。1人1台のパソコンと数冊のテキストが準備されていた。

初めの1時間は、複式簿記について、初心者向けの簡単な説明。簿記の勉強をしたことがない私には簿記のイロハについて理解するのに適当な内容ではあった。ただ、参加者の年齢がまちまちなためか、ごく基本的なことを、とても丁寧に、かんで含めるように、やさしくやさしく説明してくれるので、もう少し突っ込んだ内容までやってくれてもいいかな、という思いもある。(実際、途中で一人帰ってしまった)。

休憩をはさんだ後の1時間は、会計ソフト「ブルーリターンA」の使い方説明。これは、青色申告会が開発したソフトらしい。後日、ネットで調べたら、さまざまな地域の青色申告会がサイトでこのソフトの紹介をしていた。

帰り際にはソフトの支給までしてくれた。まず自宅で使ってみて、2週間後に個別指導の日程を設けますから、ということだった。

実のところ、いただいたソフトは単年度版だし、テープ起こし業務で申告する者にとってはもっと簡単なソフトがあるのではないかという根拠のない思いもあったので、忙しいのをこれ幸いと、しばらくは放っておいた。
私自身の個別指導の日程が翌日に迫った先週の火曜日、もう後がないと覚悟を決めてソフトをインストールし、テキストとにらめっこするという日を設けたわけ。(楽しみにしていたICレコーダーが届いてしまった日だ)。

実際にやってみて感じたことは、会計ソフトがいくら「やさしい」「簡単」と書かれていても、簿記初心者は、まず真摯に複式簿記の基本的な仕組みと用語を自分である程度理解する努力はしておいたほうがよいということだ。ごく基本的なさわりの部分だけでもよい。何も準備せずに、すべてソフトがやってくれるという「甘え」は持たないほうがいいんじゃないかな。

ただ、テキストを読んで知識だけを覚えようとしても絶対に頭に入ってこない。私自身は、テキストに出ている例示を片っ端から見ていった。この場合はどういう勘定科目なのか、借方科目なのか貸方科目なのか、一つひとつを具体例で見ていくと、何となく分かったような気になるから不思議だ。
そうして今まで馴染みがなかった言葉を頭にざっと入れてから、自分の過去半年分の会計データを入力していくという作業に取りかかった。私自身のデータなど大した数ではないので、時間はそれほどかからなかった。もっとも、全部を入力したわけではない。今の段階では、仕組みとやり方が自分で分かったと思えればそれでいいと思う。

実際に入力していると、当然疑問点が出てくる。
そういうことを個別指導のときに質問すればいいのだろう。

結論を言うと、私は個別指導には出向かずに、電話で質問に答えてもらい、ひとまず現段階で抱えている問題点はクリア。(作業を進めれば、新たな疑問点も出てくるに違いないが)

青色申告会の職員は、電話での質問にもかなり丁寧に答えてくれる。専門のスタッフを抱えられない個人事業主は、こういう機関をもっと積極的に活用すればいいのだということを実感。

内容については、自分自身の覚書として、次に書くつもり。



2 コメント

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参考になりました (ゆきっこ)
2005-07-17 13:25:51
今年の3月確定申告のとき、青色申告にしようか散々迷った揚げ句、簿記が全く分からないというのがネックでやめてしまいました。

結構、いろいろ教えてはもらえるようですね。とても参考になりました。私も来年は出そうかな。

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意外と親切でしたよ (Dorothy)
2005-07-18 22:35:48
なんて書くと怒られちゃうかもしれませんが、どこの青色申告会も結構親切みたいですよ。



私も白色でも十分かもしれないのだけど、今のうちにある程度知っておこうと思って、思いきって変更しました。



まだまだ暗中模索中ですが。
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