1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 3 |
[勝]川上 14試合 7勝 4敗
[S]岩瀬 30試合 1勝 2敗 21S
[敗]上園 5試合 2勝 1敗
[本]ウッズ22号2ラン(上園・4回) |
中日が今季6度目の完封勝利で40勝到達、貯金8、首位・巨人と3ゲーム差とした。先発川上は7回先頭野口の打球を左胸に受け負傷降板も被安打5、奪三振6、四死球0、球数77、無失点で7勝目。8回途中から岩瀬が登板、打者4人を4者連続三振に抑え21セーブ目。この登板で9年目・岩瀬が秋山登氏、稲尾和久氏に次ぐ史上3番目の早さで500試合登板達成。中日は4回にウッズの22号2ランで先制、8回にも代打立浪の併殺崩れ間で加点。阪神は先発上園がプロ初黒星、今季11度目の完封負けで借金7、4位ヤクルトと2ゲーム差。
まずは川上が無事でなによりだった。首周りという人間にとってとても危険な箇所に当たり起き上がってこなかったので、大げさかもしれないが命に別状がなかったこと、また障害みたいなことにはならなそうというのはホッとしたところだった。で病院の検査結果によると骨には異常なし、長期離脱も避けられるというのはまずは本当によかったといったところだろう。
この事実が確認できたからこそだが、昨日の試合においては川上のアクシデントはよい方向に転がったと思う。昨日の川上は本当によかった。なによりストレートに球威があった。スピードも久しぶりに145kmでていた。やはりこれだけストレートがいいとカットボールとの微妙な緩急も生まれピッチングの幅が広がる。その余裕かコントロールもしっかり決まっていた。完璧の内容といっていい。それが8回のあの場面、ツーワンのカウントでカットを失投した。おそらくこの試合初めての失投だと思う。そこで川上のもう一つの懸念が生まれる。突然崩れだすパターン。もし打球が体に当たらず、センター前に抜けていたとしたらどうだっただろう?当然エースで完封で抑えているとすれば代え時が難しい。今までの展開になるかもしれなかった。結果的に岡本、岩瀬で抑えたことを見ても、シーズンの中盤でジャイアンツに4ゲーム差上を行かれてる中では、アクシデントがあったにせよなかったにせよ川上の代え時はあそこだったと思う。そんなきっかけを作ったアクシデントだったと思う。あの回の無得点が昨日の勝因である。
ちなみにウッズはあのホームランのあとも強く振っていたが、もう少し感じてほしい。当てただけでも芯に当たればスタンドに飛んでいくことを。そうすれば自ずとよくなってくると思うのだが。
ちなみに岩瀬の昨日の内容は、なにより本人の気持ちがかわるいいきっかけになってくれるいいメモリアルになるのではないか?ま、阪神打線相手というのもあるが。