≪整心療法研究所≫自己治癒力により心身が整っていく

自己治癒力により心身が整っていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法。

家族とは?

2011年08月30日 | 恋愛・結婚

家族とは?」
こう問いかけると人それぞれに規定の仕方は違うだろう
家族形態も時代と共に変化し、その捉え方も多様化しているといえるだろう

昔は大家族に象徴されるように、3世代が同居するのが当然だった
一つには共同作業を必須とする農耕民族ということもある
血縁関係だけでなく、農作業を手伝う他人も共に生活することも稀ではなかった
経済成長と共に、農業漁業などの一次産業から、いわゆるサラリーマンへとその人口が移動し
それに伴って核家族化がその中心となってきた

今ではスープの冷めない距離だとか、二世帯住宅が宣伝され
同居はしても食卓、トイレ、風呂は別
その原因はとまれ
昭和20年後半以降の親たちは
子どもたちと同居は考えないとの傾向になっているらしい
では自分達の老後はどうするか?
親の介護問題はどうするのか?
老々介護、介護難民などの言語も見られる
働く女性をサポートするための保育所、託児所の完備など
家族を取り巻く環境は激変してきている

そんな中であらためて
「夫婦とは?」
「親子とは?」
「家族とは?」
「家族の機能とは?」
と問いかけてみたい

「家族はシステムである」との観点がある
社会にはそれぞれの役割分担があり、一種の組織体系を形成する
その最小集団が「家族」である
家族はある共通の価値観(家族神話)を基に夫婦を核としての場を持ち
生産と扶養、養育、家事などを分担し、家族成員相互が密接に関連しあって構成されている

家族はまた、年齢、価値観など異なった世代が同居しているがゆえに
それぞれの世代間による「連合」と「境界」がある
夫婦連合、兄弟姉妹連合など世代間で連合を組んだ時
そこには世代間境界が発生する
例えて言えば
家の構造と同じである
大黒柱がしっかり家自体を支え、階ごと、部屋ごとに仕切りがされ
ドアや引き戸などで必要に応じて開閉できる
玄関ドアや窓、垣根や塀が家族と社会の境界線ともなる
つまり
個人、世代、家族、社会、それぞれに境界がありつつ
それぞれが他の構成員に互いに影響を及ぼしながらも
より大きな集団へとかかわりを持っている時、
家族は健全に機能しているとみなす

家族成員の誰かが問題を起こした場合
他の家族全員に何らかの影響を及ぼし、家族のシステム自体にも変化が起こる
ゆえに、その成員個人の問題だけではなく、家族のシステムの問題であるとの捉え方をする
つまりその成員は病める家族を代表して家族の機能不全を警告していると見なす
この観点から
男女が結婚と言う社会的契約を結んだ時(新婚期)から
家族がどのように発達してゆくのかを考えてみる


夫婦問題、介護問題などに興味のある方は
シニフィアン研究所のHPはこちら  http://signifiant-lab.com/



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