なかなか画像処理の進まないブログですが、よろしければ本年もボチボチお付き合い下さい。
さて新年を迎えて最初の記事は、毎年しぶんぎ流星群なのですが、今年は実家の屋根作戦で、天気も悪かった事もありボウズでしたので、初記事は、今年初めての遠征記事からです。
今年初めての新月期の遠征は、GPVとにらめっこして、1月9日に臼田に行ってきました。
【↑西に傾くオリオン座と撮影風景】
世間は、この週末3連休ですが、うちの会社は、今週の土曜は年に数回の土曜出勤の日でしたので、仕事が終わってからの出撃でした。
自宅を6時半に出発して、臼田には8時前に到着。そらはほぼ晴れている。
急いで機材を展開すると、お決まりのように雲がわいてきた。少し待っていると雲も無くなって、10時頃から撮影をスタート。
ここの所、冬場は、mx25hさんの観測所で、ぬくぬくと暖を取りながらの撮影が多かったので、久しぶりの冬場の山での撮影は、寒い。
↑この日の気温は、氷点下13度ほど。ここは標高が900m位だが、結構冷え込んでる感じだ。
しばらく外で機材準備をしているだけで、足先が相当冷える。早々に車の中に避難しながら、撮影を続ける。
この日は、いつものコリメート撮影に平行して、余ってるGP赤道儀で、星野撮影。
でも、何故か途中からS95に画像が記録されていなくて、結局最初に試し撮りした、5分1枚しか記録されていない。ちょっとがっかりだが、もったいないので一枚だけで処理してみた。
【↑オリオン座のバーナードループとエンゼルフィッシュ】
Canon PowerShot S95 Iso800 F3.5 S=322秒 35mm換算60mm相当
2016.1.9 23:24 GP+AL90にて追尾撮影
FlatAideでフラット補正、GIMPでトーン調整・リサイズ
前回撮影したときより、いくらか良く写っている。特に前回ほとんど写らなかったエンゼルフィッシュもなんとか形が判別できる程度には写っている。
スタック枚数は、前回の4枚に比べて1枚しかないが、ISO感度を少し高くした事や、焦点距離を短めにしたので、F値が明るくなった事が効いたのだろうか?
はたまたフラットエイドの補正度をすくなくした事や、空の状態なども良かったからだろうか?原因は定かではないが、、、
うまく記録されなかったこの後の撮影がうまくいってれば、もう少しエンゼルフィッシュの形もはっきり写ったであろうか?
この冬場にもう一度挑戦してみたい物である。また次回の楽しみが一つ増えた。
この日は、4時半頃まで撮影して最後の1時間でカタリナ彗星を撮影しようと鏡筒を動かしたのだが、なぜか自動導入で、カタリナ彗星が入ってこない。迫る薄明に焦りながら何度かやり直してみるがさっぱり捕まえられない。
双眼鏡では、何となくあれかなと言うぐらいには見えているのだが、、、、
結局、この日は時間切れでカタリナ彗星は捕らえることが出来なかった。
後で、確認すると、データとして使用したステラリウムにMPCのコメットリストから取り込んだ軌道情報と、吉田誠一さんのページでの軌道情報を「つるプラ」に入れたのとを比べると、だいぶ位置が異なっていた。両方の位置情報で試せば捕まえられたかも。次回は両方準備していこう。
2016.1.9-10(1/11)
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