珈琲おいしい

日々の日記の予定だったけど最近ゲームコラム風。いまとなってはレゲーレビューブログかな。

CINGの破産について感じたこと【コラム】

2010-03-10 22:46:49 | News&コラム
『株式会社シング』が破産したというニュースが
入って、しばらくたつけれども。

あの
『アナザーコード』や『ウィッシュルーム』でしっかりと
遊ばせていただいた管理人からすると、ちょいと
悲しい話だ~。

だってもう『アシュレイ』や『カイル・ハイド』の続編ゲームが
プレイできなくなってしまったということだものな。

~~~~~

実際、
『アナザーコード 2つの記憶』
『ウィッシュルーム 天使の記憶』
『アナザーコード:R 記憶の扉』

上記3本はしっかりと楽しませてもらったし、
この後『ウィッシュルーム』で登場していた『カイル』が主人公の
『ラストウィンドウ 真夜中の約束』も4月ぐらいにプレイしようと
考えていたのに・・・

意外と、会社って破産するもんなんだなぁ・・・

不景気をまざまざと感じたよ。

~~~~~

上記のソフト達だって、それほど売れなかったわけじゃないし
『任天堂』からの発売だし、それほど注目度もなかったわけじゃない。

けれども多額の負債による破産。

意外と、ゲーム会社って、綱渡り状態で商売をしているのかもな。
いや、役所でもない限りは常に隣り合わせになるのが企業だとは
思うけど、

ゲームって基本的に人間が生きる上で必須の商品ではない。

いわば娯楽だ。

だから節約されれば…とか不景気だ…とかゲーム市場が縮小している…

なんていう要素が、直撃しやすい。
他の『人が生きるうえで必要な生活必需品』を作って商売にしている会社に
比べて、格段に命綱が細い。ということなんだろうな。

それにしたって、『任天堂』の下請けでゲーム作ってたのに
安定・・・ってわけじゃないんだなぁ・・・『王様物語』は外れたらしいし・・・

~~~~~

なんかこうなると『罪と罰2』を作った『トレジャー』という会社とか
『レギンレイヴ』を作った『サンドロット』とか
大丈夫かな?なんて余計な心配をしちゃいますが。

やっぱり社会の風は厳しいもんだね。

こうなってくると『レベルファイブ』(レイトン教授を作った会社)の
成功の形が続々と出てこないと、本当に大きい会社だけしか
残らなくなってしまいそうな気がしてくるね・・・。

なんか『ゲーム業界』って『ハリウッド映画業界』や
日本の『音楽業界』みたいな感じになってきているようにも
再び感じ始めたよ。

一時期『任天堂』の『DS』や『Wii』でライトユーザーの
掘り起こしを進めたことで、客層が一見すると広がったように
感じられるけど、ずっとゲームをやっていた層との
溝が広すぎて埋めきれない状態が続いているような気がする。

『ファミコン』が出たばかりの頃。

いろんなジャンルが、テンプレート無しに作られて
どれもこれも魅力的なゲームでわくわくしたもんだけども。

今は、ターゲット層が明確じゃないと売れないという感じがしてて
そんな中でもその中間を狙っていたように感じた『ウィッシュルーム』や
『アナザーコード』。

そこそこ成功していたように見えたけれども・・・この状態か・・・

切ない。

いつしか『面白いゲーム』をユーザーに提供する・・・という感覚が
『売れるゲーム』で生き延びる。

という。

新しい切り口を出せない業界になってしまっているのだろうなぁ。


ゲーム業界。

実は世紀末を迎えつつあるのではないのだろうか・・・

今日はこの辺で。


P.S.
せっかくだから『王様物語』、チャンスがあったら買ってみようかな。

≪当ブログ過去ログ≫
 ●アナザーコード:R 記憶の扉【Wii】
 ●アナザーコード 2つの記憶【DS】その1 その2
 ●ウィッシュルーム 天使の記憶 その2
 ●ウィッシュルーム 天使の記憶 体験版【DS】


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3 コメント

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DSを買うきっかけ (haneco)
2010-03-10 23:22:38
DSを買うきっかけとなったのがシングの「アナザーコード」でした。
DSでこんなコト出来るんだ~と楽しみながら遊んだなぁと懐かしいです。

まだ、Rは遊んでないので気持ちが落ち着いたら遊んでみようかなぁ。
返信する
実際には (ひらまお)
2010-03-12 20:12:57
お金をどのように使って、どのような負債を抱えて倒産したかわからないと、なんとも言えませんからね。

全く無駄にお金を使っていて、せっかくの売り上げも意味がない物になってしまっていたかもしれないし。

今はやっぱり「自分たちで新しいマーケットを作るんだ!!」ってくらいの勢いで広告・宣伝したり、それ相応の完成度のゲームを作らないと売れないですね。

その点、レベルファイブの手法は見事だと思います。レイトンは1作目からかなり完成度が高かったですしね。他社も、見習うべき所が多いと思いますよ。






「逆転裁判」も最初はほんとに小さな売り上げでしたが、口コミなどで徐々に広まっていって、あれだけのシリーズに成長しましたからね。ADVとはいえ、売れないわけではない。「アナザーコード」「ウィッシュルーム」も悪くはない作品でしたが、ヒットする要因は感じられませんでしたね。


その「逆転裁判」の巧舟氏の最新作、体験版がプレイできるようになりました。
http://www.capcom.co.jp/ghosttrick/index.html#

ワタクシはさっそくプレイしましたが、これもまたヒットしそうな予感がしますね。ぜひプレイしてみてください。



ちなみに今、ワタクシはジャレコの遺作になるであろう、「ワイズマンズワールド」というRPGをプレイしています。かなりマイナーな作品ですが、ロマサガを彷彿させる2Dドットが良い味出していて、ゲームバランスも絶妙。古き良きRPGとしてかなり楽しめる逸品です。mk2でもかなり高評価ですし、数が少ないだけに今後入手困難になる可能性もあります。興味があればこちらもご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=BFxMJyGcdrE

http://www.youtube.com/watch?v=BobnfPczhXk&feature=related
返信する
遅くなりましてスミマセン! (kuroo0)
2010-03-14 17:51:18
≫hanecoさん
そうだったんですか!
自分は『アナザーコード』の『DS』自体を
使った新しい謎解きが興味深く、購入した口です。
「おお!なるほど!」と思わせる展開が
楽しかったですよね~
確かに今となっては懐かしい話です。

『R』は…結構安く買えるとおもいます。
ちょっと『DS』よりは操作に難がありましたけども・・・


≫ひらまおさん
確かに。
どうしてあんなに負債があったのか・・・
ゲーム製作における人件費以外で…
何か使ったんでしょうかね・・・?

>自分たちで新しいマーケットを作るんだ!!」ってくらいの勢いで広告・宣伝したり、それ相応の完成度のゲームを作らないと売れないですね。

確かに。ひらまおさんのコメントを見てて思ったんですが、
「面白ければいい」という事では売り上げは
あがらない。というのはもう前提になりつつありますが
『クリエイター』はもちろんのこと、
『営業・企画』を眺めることの出来る
ビジネスマンが会社を引っ張らないと
やっぱりだめなのかもなぁ・・・というのが
ここ最近の管理人の考えです。

おっしゃる『レベル5』は筆頭がしっかり
してますからね。
機を見るに敏という感じで。
面白いゲームも知る機会がなければ埋もれてしまう。
悲しい時代ですね。

という訳で『ワイズマンワールド』ですね。
確かにネットで話題になっていて、なかなか良作と聞いています。

なんか、面白い云々よりも先にレアリティ的に
購入しとかないとやばい様な気がしてきました。
見つけたら購入してみますね!

ちなみに『ゴーストトリック』ですね。
近頃の『カプコン』の業界旋風脚はすごい
力を持って加速しているような気がしています。







「逆転裁判」も最初はほんとに小さな売り上げでしたが、口コミなどで徐々に広まっていって、あれだけのシリーズに成長しましたからね。ADVとはいえ、売れないわけではない。「アナザーコード」「ウィッシュルーム」も悪くはない作品でしたが、ヒットする要因は感じられませんでしたね。


その「逆転裁判」の巧舟氏の最新作、体験版がプレイできるようになりました。
http://www.capcom.co.jp/ghosttrick/index.html#

ワタクシはさっそくプレイしましたが、これもまたヒットしそうな予感がしますね。ぜひプレイしてみてください。



ちなみに今、ワタクシはジャレコの遺作になるであろう、「ワイズマンズワールド」というRPGをプレイしています。かなりマイナーな作品ですが、ロマサガを彷彿させる2Dドットが良い味出していて、ゲームバランスも絶妙。古き良きRPGとしてかなり楽しめる逸品です。mk2でもかなり高評価ですし、数が少ないだけに今後入手困難になる可能性もあります。興味があればこちらもご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=BFxMJyGcdrE

http://www.youtube.com/watch?v=BobnfPczhXk&feature=related
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