あるフォロワーさんが、大阪に遊びに来ることになったとのこと。
「どこかおいしいお店、ないですか?]
「自由軒の千日前は、落語の「らくだ」の舞台で、サブカルの聖地ユニバースと道具屋筋があります。グリコの辺よりはディープですね。
三番街のインディアンカレーと食べ比べてお帰りください。あれも大阪独自のカレーです。(カレー漬けにしてどうする)」
ただし、私が大阪に移り住んだのは、社会人になってからでした。
ネイティブの人なら、親に連れられて行ったお店や、友人と遊びに行ったお店の記憶があるはずですが、私にはそういうものがありません。
そこでSOS発信。
「心斎橋のイベントに来るらしいフォロワーさんに、大阪らしいお店紹介したいけれど、よそもんでよう知らんからなあ。
串カツは、新世界の有名店は行列だから、入門編で梅田新食道街の松葉?
あと、きつねうどんの今井にうさみ亭。
はり重も捨てがたい。本店は高いからグリルばかりだけれどね。情報乞う」
新梅田食道街は、ちょっとしたラビリンスで、冒険気分が味わえるところがいいのです。「角打ち」ならぬ「角たこ焼き」が楽しめるたこ焼き屋さんもありますしね。初級編とはいえスライムを潰して回っているだけでも楽しい、ドラクエの初期ステージのようなところがあります。
はり重本店には、いま応援しているアスリートの若い人たちを連れて行きたいものです。しかし、すき焼き一人前9000円だったかな? しかも彼らは常人の5倍は食べるからなあ。はり重グリルや、はり重カレーショップでも、大阪気分は味わえるかな?
はり重
https://www.harijyu.co.jp/contents/tenpo/#entry-18
道頓堀本店 カレーショップ
https://www.harijyu.co.jp/contents/tenpo/doutonbori/curryshop/
はり重グリル
https://www.harijyu.co.jp/contents/tenpo/doutonbori/grill/
はり重カレーショップのバナーの写真、他人丼? めちゃめちゃおいしそう! 「牛と卵」だから「他人丼」。これも関西独自のメニューです。いつもカレーかハヤシばかりだから、まだ頼んだことないや。いつか食べてみたい。
SOSに反応して、大阪ネイティブのたもちっち@tamo2_1965_2 さんより、アドバイスをいただきました(大阪というより、平野ネイティブの人ですけどね。旧大坂三郷以外のエリアに立地する企業の営業職は、令和の今になっても、淀屋橋や本町を「市内」と呼ぶのです。しかし大坂より堺が、堺よりは平野のほうが歴史は古いんですけれどね)。
僕も最早詳しくないですが、うどんなら「千とせ」はいかがですか? 「肉うどんのうどん抜いたん」とかw たこ焼きなら、お使い物になった玉出の「会津屋」ですかね。
「千とせ」
名物!肉吸い「千とせ」 (chitose-nikusui.com)
このお店は私も、たもちっちさんに連れて行ってもらいました。TKGに合いそうですねー。
お店のサイトによると、吉本新喜劇の俳優である花紀京さんが出番の空き時間に店を訪れ、二日酔いで軽く食事をしたかったために「肉うどん、うどん抜きで」と注文したのがきっかけ。お酒の締めに、冷え切ったお腹にもやさしい味です。
玉出の「会津屋」
本店の玉出はまだ行ったことがありませんが、日本橋オタロードの帰りに、なんばウォーク店にときどき行きます。ソースもかつお節も青のりも何もなしでシンプルにだし味で味わう、元祖大阪のたこ焼きです。おみやげにもおすすめ。新大阪駅で急速冷凍したお持ち帰りセットを販売しています。
https://www.aiduya.net/fs/aiduya/c/takoyaki
チェーンのお好み焼きでしたら、個人的には「ゆかり」先生(違)が好きですw 個人的にはお好み焼きよりネギ焼き、たこ焼きより明石焼きが好きです。
「ゆかり」先生!
オジイチャンガ、オジイチャンガ、ニゲテーーー!!(それは『あずまんが大王』)。
特選ミックス焼きやもちチーズ焼き、ゆかり焼きあたりが定番かも。重量1キロの「大阪城」には、いまだチャレンジできないままです。
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27054056/dtlmenu/
織田作が通ったカレー屋の自由軒は昔、よく行きました。髪の毛がデコってたおばちゃんのいた時代。
「おばちゃん」ちゃう、「おねえさん」。こないだ行った時もお元気でした。
「おばちゃん」呼びしたお客さんが叱られている現場に遭遇したことがありますよ。あれ以来、幼女でも高齢者の方でも、女性については一律に「おねえさん」と呼ぶ習慣が身につきました。高齢者のみなさまは私より、幼女ちゃんは卵子よりは「おねえさん」です。たまには他の洋食メニューを頼みたいのに、「名物カレー」を頼んでしまいます。
http://fanblogs.jp/souguru/archive/304/0
地下鉄御堂筋線「本町」駅直結の船場センタービルにも、別系統の「自由軒」がありますが、こちらは「オダサクカレー」といいます。味の違いは……すみません、アホなのでわかりません。船場センタービルにお得意先があって、重度の二日酔いの日は直行で(寝坊ともいう)、朝昼兼用の「あんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい」オダサクカレーを食べるのです。二日酔いに効くんだな、これが。スパイスって、要するに漢方薬とその仲間たちなんだと実感しました。自由軒のカレーは私にとって薬膳でした。
これから伸して来そうなのが、草鍋の「えんや」ですかね。実は今日(あ、昨日だw)行きましたり
大阪グルメの新星? といっても、このお店、20年くらいの歴史がありますよね。
大阪近郊にはおいしい野菜がたくさんあるのに、お好み焼き以外の野菜料理のレパートリーが少ないのが大阪の残念なところです(一銭焼を原型とするお好み焼きの本体はキャベツなのです。お好み焼き定食を、関東人は炭水化物メニューといいますが、「お好み焼き定食」の本質は「キャベツ焼き定食」です)。
産地直送の青野菜たっぷりのお鍋で、締めは塩ラーメンの草鍋。これはおいしそうですね。『えんや』という屋号の由来は、大阪ではうれしいことがあったり、ありがたい出会いがあった時に思わず云ってしまう言葉に「これもなんかのえんやなぁ~」という言葉から拝借しているそうです。これも大阪らしいかな。本店は堺で、市内からは離れているのですが、大阪駅のとなりのとなりの野田駅徒歩5分に姉妹店があるとのことです。
お店で食べる551の豚まんもよいものです。ただ、ええ店とアカン店の差が激しかったような?
あ、補遺です。「豚まんの本家本元は難波の二見」と言い張る人もいますw
551蓬莱!
海原雄山に連れられて551のお店で豚まんを食べた京極さんが、「山岡さんの豚まんはカスや」と泣いたというエピソードは有名ですよね(いまはじめて知りました)。
551は新大阪駅でも伊丹空港でも行列になっています。待ち時間、せいぜい5~10分程度ですが、乗り換えなどがあるときは余裕をもって。551は10時間保冷バッグがなにげに便利なんですよね。
難波の二見!
こちらのお店は、ネイティブでない私は知りませんでした。大阪人が「551派」と「二見派」に分かれて論争になるほどの名店なんですね。
一個から買えますから、テイクアウトで熱々のうちにどうぞ。
https://osakalucci.jp/futami-butaman
変わり種?で、焼き肉ならば、花園町というか、今船というか、の、一斗ですね。個人的には大阪一です。
これは高評価のお店ですねー。いつか行ってみたい。
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270406/27011178/
おはようございます。変わり種追記します。
堺のくたくたな蕎麦、ちく満。
貝塚のバッテラ、深川本店。
ちく満は1695年創業の老舗ですか。これはぜひ行ってみたいなあ。イベントついでには、ちょっとむずかしい距離ですが。江戸三大蕎麦の砂場のルーツも大坂なのです。
https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27003013/
さすがに貝塚まで行くのはしんどいかなあ。でも、焼き鯖バッテラはうまそうです。これは大阪住みとしては押さえておきたい。
https://www.fukagawa-sushi.com/
「今日はこのくらいで勘弁しといたろ」(大阪的オチ)
アドバイスいただいた、たもっちっちさんに感謝します。
本当に、どうもありがとうございました。個人的にも行ってみたいお店ばかりです。
最後に、ミナミでたこ焼きといえば「味穂」です。
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27003566/
あの「ユルさ」が大阪っぽいと、ある大阪出身のグルメライターさんが書いていましたが、私も同感です。
フォロワーさん、ご参考になりましたでしょうか。よい旅になりますように。
最後は、バッテラに関する余談。
こんなネット記事を読んだんですよ。
https://delishkitchen.tv/articles/766
「バッテラは大阪発祥の押し寿司で、手軽に食べられる寿司を目指して作られたものです」
うん。それは知ってる。
「今では鯖を使うことが多いバッテラですが、かつてはコノシロを使用していました」
はあ?
関西の人はコノシロ(幼名は江戸前握りの名物のコハダ)なんて、食べないんじゃなかったの? 谷崎も、コハダはほとんど見かけないと書いていたぞ。
「コノシロは大阪湾で大量にとれた魚で、バッテラはそのコノシロを日持ちさせるために生まれた料理です。
その後、コノシロがとれなくなり値上がりしたため、漁獲量の安定している鯖を使うようになったというわけです。
バッテラの語源:バッテラは、ポルトガル語で小舟を意味する「バッテーラ」が由来となっています。寿司に使っていたコノシロが小舟に見えることから、この名前が付いたといわれています。」
ふむ! 昔は大阪でも食べたのか!
勉強になりました。
れんちゃん、きょうは農作業お疲れさま!
水路で冷やしたジュース、おいしかったね!