新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

ファミレス化する阪急そば

2023年10月15日 | 毒男のグルメ
定期組合大会終了。今年も私の原稿の遅れで、執行部諸君をバタバタさせてしまいました。来年は書記業務も後進に譲っていくことにしました。

入院した4年前は、立って話すだけでかなり疲れたものです。今日は約20分、脳梗塞の後遺症でところどころ支えながらも、基調報告を貫徹できました。

今年も感染症対策で、4期連続で参加者を限定した小規模開催でした。


出席予定の人が何の連絡もなく欠席して、少し心配しています。ドタキャンする人ではなく、組合通信は隅から隅まで読んでいる労組ファン(?)なので……。

大会終了後は、午後の予定に向かいました。れんちゃんと五月山に登るのです。3日連続のハイキングという、久しぶりのストロング・スタイル。緑のセンターのどんぐり工作教室に参加したれんちゃんとは、現地待ち合わせです。

昼はまだで、小腹が空いていました。リュックには、昨日の残りのパンもあります。食べながら登ればいいかなと思いましたが、急に立ち食いそばが食べたくなりました。

カツ丼セット? 親子丼セット? カレーうどんセット? それとも天ぷらそば?

今日のお昼は何を食べようかなあ。賃労働者が素の自分に帰れる、いちばんたのしい時間です。

しかし最近体重もHBA1cも増加傾向にあります。とりあえず、五月山を登るために、200~300キロカロリーほど摂取できたらいいのです。

結局、いちばんカロリーの少ないシンプルなかけそばにしました。

かけそばなら、オーダーから着丼まで1分、食べ終わるまで1分、水を飲んで、3分もあれば大丈夫かと思ったのですが……。

お店に入ると、直前の老夫婦が、券売機のところで、あれこれお悩み中でした。

カツ丼が食べたかったようですが、「カツ丼単品はありません」と、店員さんの連れない答え。お二人とも、ご飯系の食事がしたかったようですが、「そばとセットなんて、そんなによう食べ切れへん」とおっしゃっていました。しかし、後で知りましたが、なぜか親子丼は単品であるのですね。だったらそう教えてあげたらよさそうなものですが、学生バイトにそれを求めるのは酷ですね。

お二人は、あれこれ悩んで、なんとか、親子丼なら単品があることに、自力でたどりついて、無事オーダーできました。

この間、5分くらいかかっていました。

よく見たら、券売機はもう一台あったんですよね。さっさと注文したらよかっただけでした。この間に、二、三人追い抜かれたようです。

ハイキングを始めてよかったのは、ささいなことでイライラしなくなったことです。

親子丼がふたつだから、時間がかるなあとは思ったのです。

しかし、次に出てきたのは、天ぷら卵とじうどんセット。

次はカレーうどんセット。

親子丼のご夫婦の前の先客たちのオーダーが、次々、着丼してきます。実はまだ誰一人として着丼していなかったのです。

親子丼の次にようやく私のかけそばが出てきたのは、お店に入ってから15分は経っていました。

まさかかけそばで、15分も待たされるとは思いも寄りませんでしたよ。人生最長かけそば。

天ぷら、きつね、たぬき、月見、わかめ、カレーや肉。

このうち、カレーや肉ものは出汁と一緒に煮込むひと手間がありますが、それ以外はトッピングを乗せるだけの「安い、早い、うんまあまあ」が立ち食いそば、スタンドそばのよいところでした。

今の阪急そばの若菜そばは、カウンターを含めてすべて椅子があります。立ち食いではありません。日曜お昼の池田店は、調理スタッフと、接客の学生スタッフのふたり体制でした。以前の阪急そばは、メニュー構成がもっとシンプルで、一店舗3~4人でした。これは忙しいですね。

調理スタッフはワンオペになってしまったのに、「カツ丼」「親子丼」「卵とじ」など、以前はなかった手間がかかるメニューが増えています。若菜そばも、牛丼チェーン店のように、メニューの多角化に活路を見出しているのでしょう。

その結果として、従来の立ち食いそばのユーザーでなかった層にも顧客を広げることができたようです。従来なら、同じ駅ビル構内にある、うどん・そばのチェーン店「家族亭」、駅前にある「ガスト」「サイゼリア」に行っていたであろう、老夫婦や子連れのファミリー客です。お父さんとお子さん3人連れが入ってきたのには、驚きました。今まで阪急そばで見たことのない客層です。

気がついたら、阪急そばがファミレス化していましたよ。

待っている人に席を早々に譲りたくて、そくさくとそばを食べ終えましたが、「日本はほんとうに貧しくなってしまったんだなあ」と心から思いました。

今日は結局、かけそば一杯のために、15分から20分はロスしてしまいました。

約束の時間の10分前にはたどり着くつもりが、定刻ギリギリになってしまったということです。

さて、一年前に書いた記事など。





よふかしのうた 

締切のない休日はいいね。放置している本を読もうと思ったけれど、今の自分には、しばらく休息が必要な気がする。気楽なテーマで。漫画雑誌では、一話限り、一期一会のストーリーやキャラ......


今年も、ようやく、「締切」から解放されました。もういっぱい、ニッカのウイスキーをなめたら、今日は休業とさせてもらいます。

去年の記事にリンクを貼っておきますね。キクさん、いいなあ。

新旧執行部の諸君、お疲れ様でした。新執行部の諸君、社会のライフラインを握る労働者の力を信じて、労働者階級の反転攻勢をさらに推し進めていこう。

れんちゃんの友だちの「ニャントラー」くんこと、「トッポギ」。
よく伸びていますね。猫は液体だとは、よくいったものです。




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