新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

罰当たりなバレンタイン

2024年02月14日 | 毒男のグルメ
今日はバレンタインデーでしたね。

スーパーのバレンタインコーナーも、がら空きでした。明日からはおひなさま特売かな?

義理チョコも過去のもので、バレンタインもすでに「オワコン」でしょうか。まあ、ただでさえおっさん社会の企業で、女性に無駄な負担を強いてきたこんな悪しき風習は、なくなるに越したことはありません。

しかし友チョコや自分へのご褒美のニーズはあるようです。バレンタインのギフトカタログの仕事も回ってきました。

調べ物するなかで見つけたのが、このお釈迦さまチョコ。


広島のマチルダというお店の「オールドブッダ」だそうです。

初めて見たときは、無神論者、無宗教者の私も、さすがに絶句しましたよ。大阪名物・釣鐘まんじゅうは知っていたけれど(『じゃりン子チエ』のテツの大好物です)、まさかお釈迦様さまをお菓子にしてしまうなんて。

鎌倉には、大仏まんじゅうもある? あれも悪趣味だと思いますが、大仏は釣鐘と同じ「モノ」ですよね。

タテ14センチ、横10センチ、手のひらサイズです。結構、でかい。内部は空洞とはいえ、厚みもあります。

これ、どうやって食べるんでしょうね。鏡もちみたいに、トンカチで叩き割るの? それとも、江戸川乱歩『踊る一寸法師』のラストのように、ブッダの生首に喰いつきながら、喰いついては離し、離しては喰いつき、口から濃厚な黒い液体をボトリボトリと垂らしながら、さも楽しげに踊りつづけるの? 何でそんなタリバンとか変質犯罪者みたいなマネしてまで、チョコレートを食べないといけないの? 何できみたち、世界四大宗教の開祖を、そんなふうに弄んでまで、バレンタインを祝いたいの? わけがわからないよ!



このブッダチョコのオリジナルは、ベルギーの「ショコラティエM」というお店のようです。『聖☆お兄さん』のブッダは、街で出会った白人の観光客に自分がざっくりと「アジア」でまとめられてしまったことを嘆いていましたが、このベルギー野郎、アジアなめんなという感じです。

平和で穏健なイメージのある仏教ですが、スリランカやミャンマーなどのテーラワーダ(上座部)仏教徒には、反イスラムを掲げる原理主義的な仏教徒が増えているそうです。こんなの見つかったら、逆鱗に触れますよ。


バレンタインというオワコンにこだわっているばかりか、こんなヤバいものを嬉々としてカタログやウェブサイトに載せてしまう企業の将来性にも、疑問を感じざるを得ないなあ。株を持っている人を見かけたら、とっとと売るように勧めることにしましょうか。


最新の画像もっと見る