苦い過去をもち、詐欺を生業にして生きている中年男2人の物語。
道尾秀介さん、初めて読んだ。
この作品こんど、阿部寛さんと村上ショージさん主演で
映画になるんだよね。
小気味よい文体とスピード感ある展開にハラハラどきどきしながら読んだ。
予想外の展開と大ドンデン返し。
すっかりだまされた。
これ先が読めちゃう読者っているんだろうか。
だまされてこそ楽しめる。
誰も傷つかない、みんなが再スタートを切るためだったら、
こんなペテンがあってもいいんだなって。
テツさんが言っていた言葉、
“人間は1人じゃないんですからね。1人だけを殺すことなんてできませんよ”
誰かを傷つけたら、その誰かにつながっている他の誰かも傷つけてしまうってこと。
はい。