花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

石岡市八郷の富士山に登る

2016年01月09日 15時42分38秒 | スポーツ・トレッキング
石岡市八郷に富士山と呼ばれる山がある。
場所はフラワーパークの北東側にある標高152メートルの山である。

先日、1月3日にフラワーパークに行って、ふれあいの森に登って
展望台から廻りの景色を撮ったとき、龍神山と共に撮影した写真がある


右奥が採石場で二分された龍神山、左に見えるなだらかな山が
富士山である。


上の写真から富士山をトリミングして切り出した写真
富士山と呼ばれる山は、たいてい三角錐の富士山型をしているが
この山はそんな風には見えないので、秘められた理由が有るのかも

ちなみに左が152メートルの山頂で、右の峰に135.8メートルの
三角点がある。

以前から一度は登ってみたいと思っていたが、不思議と機会が無かった
ふれあいの森から眺めたとき、今度こそ登ろうと計画を立てた。
ところが登山口が判らない。
地図を拡大してみると、川又川を渡った先の右に、富士山の上に
伸びている実線がある。
山頂には、神社のマークも有るから、あるいは車で行けるのか

という訳で、本日は富士山に登るべく、ルートを確かめに行った。
幸いフラワーパークから右に入った道で、働いている人に聞いたら
親切に教えて頂いた。
特に果樹園の人は、わざわざ道まで出てきて、登山口に建っている
農村集落センターを指さして教えてくださった。

駐車場が有りますか?と聞いたら、無いから道ばたのスペースに
止めれば良いよ。どうせ車はあんまり来ないから という。


画面に入るように2万5千の1の地図を調整して、今回歩いた
ルートと、フラワーパークの位置が判るようにした地図画面
黄色い道路は、県道150号線の月岡真壁線で、フラワーパークの
入口前を少し過ぎたところから、右に入って、恋瀬川の支流の一つ
川又川を渡る。
この辺から右に見える山が富士山である。


川又川付近から右に見える富士山
左側に集落の家がある付近で右に曲がって、登山口の
石沢農村集落センターに行く。


石沢農村集落センターの建物
この右脇に登山道入口が有る。私はこの前の道路の路肩に止めた。


集落センター右脇の登山道入口、(出発10時45分)


登山道を上っていくと、すぐに墓地が有り、そこに十一面観世音の
お堂が建っていた。
初めての登山なので、賽銭をあげて安全祈願をしはた。


最初はこんな感じの登山道だが、やがて


長い松の落ち葉が敷き詰められた急坂になる。


松の葉をよく見ると、葉は3本で長いからアメリカ産の松と
思える
一人年配の人が下山してきたので、富士山である事を確認して
展望が有るかきいたら、「展望は無いよ」という
山頂に神社のマークが有りますがと云うと「神社は二つあるよ」
というのだ。
繰り返し「展望が無いからね」と笑いながら下山されていった。
私は「ありがとうこざいます。」とお礼を言って登っていった。


松の落ち葉が終わると、今度はふかふかの落ち葉がつもった
急登が待っていた。
たかが152メートルなのだが、結構な急登で、あえぎあえぎ
登っていったのである。

コース説明が判るように、富士山の軌跡図を掲載する


八郷の富士山の登山軌跡図、山旅1万2千分の1の地図で作製
ブログの画面に入るように、800ピクセルに縮小してある。
山頂までのつもりだったが、欲を出して三角点を探しに行った。


登山道の途中には、数カ所しめ縄の張られた所がある。


上の方が明るいので、山頂に近いなと思ったら、やはりそこが
山頂で、入口にはしめ縄が張ってあった。


山頂は小さい広場に成っていて、神社らしいお堂が二つ建っていた。
右のお堂には、浅間神社の名前が書いてあった。
このお堂は、中の浅間神社の祠を守る鞘堂の様である。
お堂の後ろの壁に、平成16年7月1日の改築費寄進者の名前が
書かれていたので、12年ほど前に改築したのであろう。

浅間神社と云えば、富士山そのものを神として崇拝する浅間信仰が
有るので、この山が富士山と呼ばれる云われも、そこから来ている
のかもしれない。(山頂着11時)


山頂からの展望は、木の間から筑波山が見えているくらいで
廻りの木で展望がない。
夏は、木の葉が茂って筑波山も見えないであろう。


お堂の後ろの木に「富士山152メートル」のプレートが
貼ってあった。


お堂の後ろに「伊勢神宮式年遷宮」の のぼり旗が捨ててあった。

山頂までなら、およそ15分で登れるので、ハイキングには良いかも
しれない。
私は欲をだして、三角点を捜して東の峰まで歩いてみた。
いったん緩やかに下っていくと、竹藪の細い獣道みたいなルートになる。
赤い目印のテープをたどっていくと、平坦な登山道になり、やがて
林道のような少し広い道に変わるが、最近は手入れされないのか荒れている

そのまま歩いていたら、今度はずうっと下る道に成ったので、GPSの地図を
見たら、三角点を過ぎていた。
慌てて三角点に一番近い場所まで戻った。
しかし右の三角点までの道は無い。
三角点目指して斜面にとりついて登ったが、竹藪が密生していて歩けない
場所が続いている。


この竹藪に阻まれて断念
この場所は断念して、もう少し戻って、右に入る分岐の入口を捜した。

それが作業道分岐と書いた場所である。

しかし、この道も荒れていて、入口には倒木が有り、よく見ないと道も判らない
ような荒れようであった。
この道から左に登れば、三角点に行けるはずなのだが、いかんせん、この道も
途中で藪となって消えていた。


道が藪で消えている。

というわけで、三角点から数十メートルの地点まで行ったのだが、あきらめて
引き返してきた。

おしまい。

追加写真


葉が三本のアメリカ源産の松の葉、日本には4種ほど有るらしいが
筆者には種類までは判らない。


松ぼっくりも大きい


登山口から眺める筑波山


十一面観世音のお堂が建っている場所の、登山道の反対側に
この供養塔が建っていた
真ん中に「西国百番観○音供養塔」の文字が有る、○の部分は読めない字
だったので丸印にした。
右に「秩父」左に「板東」とある。
建立は大正五年とあり、左に辰二月十日と日付があった。
建設したのは新治郡小幡村の方である
いわゆる霊場巡りに関係する供養塔なのであろう。


山頂の浅間神社の右脇から三角点の峰に行く藪道が有る
写真の真ん中の木に「富士山」のプレートが貼ってある。


山頂から下る藪道の様子、左端にかろうじて赤テープが
写っている>
所々に赤テープがつけてあった。ただしこれは登山者用に
つけた物とは思えないし、地図にある波線の道でも消えている
物があるし。私の引き返した道は地図には載ってなかった。

もし同じ所を歩こうと思う人は、自己責任でお願いします。
この時期、狩猟用のワナも有るかもしれないので、藪の中は
特に注意が必要です。たいがいワナは落ち葉で隠してあるので
見えないと思ってください。


赤テープからむ少し下った藪道は、こんなけもの道状態
メタボの人はかなり厳しいかも(笑)

藪道を歩いて帰ったら、全身ホコリだらけ、それは覚悟だったが
失敗したのはカメラ、首から提げていたので、カメラもホコリだらけ
レンズにホコリが入ったかも。やばいなー。
防塵・防滴のコンデジだけにすれば良かった。後悔先に立たず。






















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