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花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

謎のウバユリ

2020年07月04日 13時35分12秒 | 自然観察
昨日のブログに載せた湿原に行く林道には、謎のウバユリがある
そもそも「ウバユリ」には、ウバユリとオオウバユリとが図鑑に出ている
しかし、最近この二つは分けないで「ウバユリ」として扱う所も出てきた。
花の数の違いだけで、大きな違いが無いので、それも一理あるのだが
私の様な素人には、それでは困るのだ。
遺伝子分類が進んだ現在、分類上はっきりさせて貰いたいものだ。

林道の脇にあるウバユリ、花は8月頃に咲くと思われる

実はこの林道で、サギソウを見に来た頃、花の数が10個以上ついていた
ウバユリを見ている。
もちろん、花が6語くらいのウバユリもあった。
茨城県でも福島県に近いこの辺は、東北の気候に近いと思われる。
なので寒い地方を好むオオウバユリがあってもおかしくは無いと私は思う
しかし、茨城県の植生調査にはオオウバユリの記載が無い。
なので以前はやむなく「ウバユリ」として紹介した経緯がある。
石川県などでは、ウバユリとオオウバユリを分けずに「ウバユリ」として
分類しているから、ウバユリと記載してもおかしくは無いのだが
私の中では、未だに釈然としていない。


林道の様子
最初に来た頃は、まだ伐採が始まっていなかったので、林道には数多くの
野草が咲いていた。
しかし数年前に伐採が始まり、林道が整備されて野草は激減した。
林道はそのためにあるのだから、文句は言えないが、残念ではあった


林道に行く県道にはホタルブクロの群落が普通にある




茨城県北部の湿地に咲く花

2020年07月04日 07時14分48秒 | 自然観察

湿地に咲くミズチドリとノハナショウブ


ミズチドリ


ノハナショウブ


ミズチドリのアップ


ミズチドリの花と苞葉


木道下のモウセンゴケ


モウセンゴケのアップ


緑色のモウセンゴケも有った


イチヤクソウ


イチヤクソウのアップ


クモキリソウ


クモキリソウのアップ


クモキリソウの葉、珍しく痛みの無い綺麗な葉だった


ミズゴケと思われるもの、茨城では見られる場所が少ない


花穂にトンボ


一株有ったキツリフネ


林道の傍らにはクモキリソウの群落もあった


林道の奥で杉の伐採中で、途中に集積所もあり
大型のトラックが通るので、すれ違い困難なので手前に駐車した
キャタピラの跡がぬかるんで歩くのが大変だった。