花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

難台山のすずらん群生地観察会

2017年05月09日 23時11分01秒 | スポーツ・トレッキング
大型連休の最終日、筑波山ファンクラブの5月の定例観察会として
難台山のすずらん群生地に、道祖神峠を起点にして歩いてきました。

道祖神と書いて、この峠の場合は「どうろくじん」と読みます。
この読み方は地元の呼び方に従ったもので山と渓谷の「茨城県の山」でも
難台山の中で「どうろくじん」として紹介されています。

道祖神そのものの説明はウイキペディアの道祖神に出ていますので
そちらをご覧ください

とここまで書いたのですが、連日の猛暑で体力が低下、予定を変更して
すずらん群生地で見た野草の一つ、タチシオデの写真を掲載します。。

タチシオデ、シオデ科シオデ属、雌雄異株の山野に生える多年草


タチシオデの外観はこんな感じです。


今回の株は雌株で葉の裏にひっそりと咲いていました。


花のアップ、花被片の真ん中に緑色の丸い子房があり、花柱はほとんど無く
3裂して反り返った柱頭がのっている
ピークを過ぎたのか、花被片が脱落したと思われる花もついていた。。


これがやがて白粉を被った黒い液果になる
私はすずらんに気を取られて、気が付かなかったが参加者の
方が教えてくれた。


すずらん群生地で一休みする参加者
群生地は、猪除けの電気柵で囲まれている。
この写真は、上から見下ろしたものだが、左側の通路の端には
群生地の落ち葉を運び出して積み重ねてあるので、そこに入ると
足が埋まってしまう。
右側には、前までマタタビが生えていたらしいが、取られて
無くなったという。
いずれにしても、地元の有志が保護活動をして管理している場所なので
大切にしたい。
ずいぶん昔に見たという参加者は、地面が見えないほどスズランが
生えていたという。
もともと冷涼な気候を好むので、温暖化で衰退を始めているのか
盗掘なのか、気になる話である。


すずらん


日本すずらんは葉の下に咲く、奥ゆかしいのである