
フデリンドウ、よりによって下の梅林の垣根の下に咲いていた。
フデリンドウの見極めの一つ、ロゼット状の葉がないのを
撮らなければならないのだが、またもや手抜きで撮ってしまった。
この花、越年草と言われるから、前の年に芽を出して越冬し、春に
花をつけて実を結び、夏までには根も枯れてしまい、種だけを残すのだろうか
花は目にするけれど、それ以外の時は、あまり見たことがない。

ハハコグサ、ちょうど虫が来ていた。これも越年草といわれる。
これが春の七草のひとつで「オギョウ」とか「ゴギョウ」とか
言われているが、漢字で書くと、どちらも「御形」なので
たんに読み方のちがいじゃんと思ってしまう草である。(笑)
冗談はさておき、名前の由来は、ハハコグサの小さい周りの
株が、横に這って広がるので「這う児(はうこ)」すなわち
這っていく児で「ハウコ」、転化してハハコグサななったと
野草の名前(春)で高橋勝雄先生が書いておられる。
花期に全草を陰干しして、煎じて飲めばぜんそくに効くという
昔は、若苗を餅に入れたというが、今はヨモギに変わった。
(ぜんそく、キク科なので効くかな)

キランソウ・別名地獄の釜の蓋、この花はたびたび取り上げたので
今回は説明省略

オオジシバリ、キク科ニガナ属 別名ツルニガナ
ジシバリが葉が卵形で丸みを帯びているのに対して、オオジシバリは
ヘラ形で大きい、茎や葉を傷つけると白くて苦い乳液が出るという。

オオジシバリのアップ、花茎の上につく頭花は、舌状花だけで
径は約3センチ

カキドオシ、シソ科、別名カントリソウ、全草が薬用
カントリソウの別名は、子供の疳の虫をとるので「疳取り草」
と呼ばれたという。
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今日は朝からみぞれ、病院に診察に行ったが、帰ってきても
まだ降り続いていた。

筑波山梅林のつつじも咲き始めたと言うのに、山が笑う春景色が
撮れそうもない。

池には桜の花がひっしりと

公園の排水溝も桜で飾られていた。