加東市議会議員 磯貝邦夫

はっきり しっかり発言して参ります

大河ドラマ竜馬伝を見て

2010-05-03 21:43:35 | 日記
大河ドラマ竜馬伝を見て
先週と先々週の場面でいよいよ竜馬が勝海舟との出会いの場面で、薩摩藩や長州藩でなく、咸臨丸は日本人の手でアメリカまで行ったことを、話したところでの竜馬の表情が我が意をえたと、生き生きと描かれ感銘を受けた。先日の放送にも全国の藩からの武士が一堂にしながら教練をしている場面があり日本人(ひとつとして)の意識の芽生えのシーンが印象的であった。わが加東市にあっても、合併してから早や4年が経過したが、加東は一つ(山本前市長がよく言われていた)にまだまだ地域の壁や、多くの課題があるように思われる。議会基本条例が策定されれば、その一つとして議会報告会の項目があり議員が地域に出向き意見交換をして行き、市民からの市政.議会.地域の課題等、議会が身近になり見える議会へ自ら変わっていくことにより、信頼される議会への変貌の一つとしての議会報告会ができる。その際に地域選出の議員に限定せずに(特定せず)農業のこと、福祉のこと、公共交通のこと、病院のこと、あらゆる分野の市民の質問に応えていくことになり、議員の資質の向上につながっていくことになり、(議員もうかうかしておれなくなる)市民の信頼を築く大きな一歩となると思います。


夕張市その後

2010-05-03 17:05:55 | 日記
夕張市財政破綻その後
2006年6月に財政破綻移行を表明してから4年が経過なにか忘れされたかの感すらあるように思われる、もとより加東市においては、いわゆる借金も減り、基金(貯金)も増えての堅実な経営が成されてきたが、夕張がなぜ破たんにいたったのか改めて検証することが大事と思います。
破たんの経過
353億円まで累積赤字を膨れ上がらせた破たんの原因として指摘されるのが
1) 石炭から観光への転換の失敗
2) 6機24年間続いた元市長の独裁
3) 独裁路線を軌道修正できなかった市民、議会のお上頼みのおまかせ体質が考えられる。
石炭から石油にとって代わった60年代以降、炭鉱は次々と閉山した。夕張市は倒産した炭鉱会社の土地や住宅.水道.病院を買い上げ、市は観光への転換を推進した標準財政規模が45億円(06年度)、夕張市が閉山処理の費用が総額が580億円、観光分野への投資総額は176億円、(05年8月)異を唱えにくい空気のなかそれをゆるしたのは議会と市民でその当時の認識として最後は国がなんとかしてくれるだろうとのお上頼みの考えであったとのこと。それは暮らし丸抱えに慣れた街に根強く炭鉱会社から市にとって代わっただけのことだった。ただし議会は別として、住民は巨額の借金をまるで知らされてこなかった。出納整理期間の年度予算の端境期に一時借入を繰り返し、市の執行部は後戻りできないまでに膨大な赤字に至った。
人口がピーク時11万7.000人(1960年)
炭鉱から観光への転換1979年
北炭夕張新炭鉱ガス事故で死者93人1981年
遊園地オープン(総事業費32億3.000万円1983年
市内すべての炭鉱閉山1990年
1990年度借入金残高は28億円から124億円(96年度)から205億円(02年度)
1999年現職市長6選
2005年度最多の231万人から観光客激減147万人に
2006年6月20日財政再建団体移行を表明
同年12月31日人口は1万2831人
2007年3月末市役所職員152人が退職(早期退職は131人)
昨年8月に有志の議員と私費にて(ある市民のかたから、どうせ市の費用で行っているのやろうとの言葉がありましたので私費と書き込みました)夕張市.栗山町.ニセコ町の役所.議会事務局を訪れてきました。そこでの想いは議会が本来のチェック(監視)機関としての役割を果たしていなかったこと、市民があれもこれもとわがままな要求で赤字がでていなかったこと。まだ新しい学校が閉鎖されているのを見ますといかに破たんの厳しい現実
がのしかわっていました。わが加東市においてはそこまでの状況には、程遠いですが、夕張のこれまでの経緯から、議会.議員の動きがしっかりと市民に見える、透明さがもとめられていると思います。市民に議会が情報公開、情報の発信)議会のテレビ中継等)をしていなかったこと。議員は議案にたいしての賛否の公表をしていないこと等。
見える議会へ、あたりまえのことが当たり前に市民に伝わること、なぜなら市民の代わりに選ばれて支払っている税(公金)の使い道や(予算.決算)にたいして、市民に何時いかなるときにも、説明をする責任があるからです。今まさにとりくんでいる議会基本条例が議員の在り方、議会の在り方、端的にもうせば議員と議会に条例(規則)として議員自らがしばり(足かせ)をかけて、ながきに渉っての議員の批判(選挙のときだけ等)から脱却し開かれた議会へ、行動する議会への議会基本条例の策定に取り組んでいます。近々に公聴会等を開催の予定をしています。
備考(夕張市破たん後)
夕張再生のモデルとして市から委託されて村上智彦医師が診療所を開設。市立総合病院の病床を19にして40床の老健施設を併設
往診、予防医療,在宅医・将来は生活中核施設とする構想
高齢社会を迎える20年―30年ごの日本では当たり前になる著高齢社会で、病院がまちの中核になることを、先取りした構想で注目されています。