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高校政経

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東京新聞社会部『未来に語り継ぐ戦争』岩波ブックレット 210.75 ト

2012年04月25日 | Weblog
東京新聞社会部『未来に語り継ぐ戦争』岩波ブックレット 210.75 ト

 2006年8月15日から毎年の8月15日に掲載された対談をまとめたものがこの本です。
むのたけじと雨宮処凛の対談で、雨宮が「作られた愛国心で人を殺したりできるものなのですか」という質問に、むのは「そりゃ、できる。招集礼状、赤紙がくれば兵隊に行かなくちゃ。でも国家が監視して縛り付けるなんてこと、何もやんないの。一番縛り付けているのは近所の者。親、きょうだい。」と答えています。
日本国憲法前文にありますが、政府の行為で戦争は起こります。その政府が戦争を遂行できるのは、一般国民の支持が絶対に必要です。
 戦争を繰り返さないためにどうすればいいか、7本の対談を読んで考えてみてください。

プリント解答

2010年12月21日 | Weblog
地域紛争1解答
1 国連貿易開発会議
2 南南
3 NIES
4 東南アジア諸国連合
5 第4次中等
6 パレスチナ解放機構(PLO)
地域紛争2 解答
7 イラン
8 イラク
9 イラン・イラク
10 クウェート
11 アフガニスタン
12 自衛隊
地域紛争3 
1 開発
2 国際連合
3 台湾(中華民国)
金大中 ノーベル平和賞
A フィリピン
4 インドネシア
5 カシミール
6 アパルトヘイト
7 マンデラ→ノーベル平和賞
8 ルワンダ
9 クルド
10 東ティモール
11 国連平和維持活動 6章半の活動 国連憲章の明文規定なし
12 非政府組織

重要年号

2009年12月25日 | Weblog
1月上旬まで政経重要年号を掲載します。
気になる点があれば、メールで確認してください。

国内政治
1889 大日本帝国憲法発布
1925 男子普通選挙(25歳以上 実施は1928) 治安維持法 制定
1945 敗戦(ポツダム宣言受諾)
1946 11月3日 日本国憲法公布
1947 5月3日 日本国憲法施行
1950 朝鮮戦争 警察予備隊設置指令(朝鮮特需)
1951 サンフランシスコ平和条約(翌52年発効)
1954 自衛隊発足
1955 55年体制の始まり(93年宮沢内閣まで、その後非自民非共産の細川連立内閣)
1956 日ソ共同宣言(日本国連加盟)
1960 新安保条約成立(岸内閣退陣→池田内閣へ「所得倍増論」)
1965 日韓基本条約
1972 日中共同声明
1978 日中平和友好条約
1992 PKO協力法
1993 細川連立内閣成立 環境基本法成立

経済
1949 ドッジライン
1956 経済白書「もはや戦後ではない」
1973 第1次石油危機 変動為替相場制に移行
     日本・福祉元年・70歳以上老人医療費無料化
1974 マイナス成長 高度経済成長終わり
1975 第1回サミット(先進国首脳会議)
1985 プラザ合意
1989 消費税導入3%(平成元年)
1995 WTO発足
国際
1215 マグナ・カルタ
1689 権利章典
1776 アメリカ独立宣言
1789 フランス人権宣言
1848 男子初の普通選挙(フランス)
1893 女子初の普通選挙(ニュージーランド)
1919 ワイマール憲法
1945 ヤルタ協定  
1946 チャーチル 鉄のカーテン演説
1962 キューバ危機
1971 ニクソンショック
1989 ベルリンの壁崩壊 マルタ会談
1990 ドイツ統一
1991 アルマアタ宣言(ソ連解体)
1987◎ INF(中距離核戦力)全廃条約

○△
人権
1948 世界人権宣言
1966 国際人権規約 国連総会で採択 1976年発効
1979 国際人権規約 日本批准
1979 女子差別撤廃条約採択
1985 女子差別撤廃条約 日本批准 男女雇用機会均等法制定
1989 子ども(児童)の権利条約(日本批准1994)
1997 対人地雷全面禁止条約(オタワ条約) 99年発効 日本は原締約国
     アメリカ、ロシア、韓国などは未批准
日本政治
1968 非核三原則 佐藤内閣
1971 沖縄返還 「核抜き本土並み」
1991 湾岸戦争(イラクがクウェート侵略)
1999 周辺事態法
2001 テロ対策特別措置法(2年の時限立法)
2001 日本省庁再編(1府12省庁体制へ)



地方自治
1996 新潟県巻町 原発建設是非の住民投票
2000 徳島市 吉野川可動堰建設の是非の住民投票

行政
1999 情報公開法制定(2001年施行)
1999 住民基本台帳法改正 国民に11ケタの番号をつけ管理

国際関係
1920 国際連盟発足
1944 ダンバートン・オークス会議(国連憲章原案作成)
1945 国際連合発足
1947 トルーマンドクトリン コミンフォルム(国際共産党情報局)
マーシャルプラン
1949 NATO発足 COMECON(経済相互援助会議)
1954 第5福竜丸被爆
1955 ワルシャワ条約機構(WTO)
1955 バンドン会議(アジア・アフリカ会議)平和10原則
1960 アフリカの年(アフリカの17の独立国国連加盟)
1961 第1回非同盟諸国首脳会議(ベオグラード)
1963 部分的核実験停止条約(PTBT) 米英ソ3国で調印
1968 核拡散防止条約(NPT)
1975 全欧安保協力会議(CSCE)
1979 ソ連 アフガニスタン侵攻
1985 ソ連 ゴルバチョフ登場(共産党書記長)
1998 インド、パキスタン核実験実施
2001 世界貿易機関(WTO)中国加盟
2003 国際刑事裁判所発足(個人を裁く)

山口二郎『若者のための政治マニュアル』講談社現代新書

2009年02月02日 | Weblog
 著者は北海道大学の政治学の教授。民主主義を使いこなすために10のルールを提示してそのことについて解説しています。ルール1は、「生命を粗末にするな」。あんなやつは死んでも当然という政治家は絶対にゆるさない、という強い書き出しから始まります。2004年イラクで日本人の若者などが人質になる事件の際、イラクからの自衛隊の撤退を要求する武装勢力の捕まったときに、人質となった日本人に対して、マスコミからは「自己責任」という論調が多くだされました。当時の小泉内閣からも、自衛隊は撤退させない、テロには屈しないという姿勢のみが宣言されました。その結果一人の若者が殺害されましたが、世の中の同情は多くはありませんでした。
 政治家に「あんなやつは生きる値打ちがない」といわせてはならない。その政治家の価値観と違う人間は「あんなやつ」にされるかもしれない。政治家の第一の使命は、人間が人生をまっとうできるように平和を守ることである、と著者は主張しています。
 映画「相棒」も上記のをテーマにしています。
 「権利を使わない人は政治家からも無視される」「本当の敵を見つけよう、仲間内のいがみ合いをすれば喜ぶやつが必ずいる」などの部分も刺激的です。  

必修選択者へ(解答)

2008年12月19日 | Weblog
必修選択者へ
⑤1サダム・フセイン 2クウェート 3湾岸 4イラン 5イラク 6自衛隊 7韓国 8台湾 9インドネシア ⑥1パキスタン 2アパルトヘイト 3マンデラ 4ルワンダ 5EU(ヨーロッパ連合) 6東ティモール 7NGO 8ソマリア 9ASEAN 10APEC


中沢啓治『はだしのゲンはヒロシマを忘れない』岩波ブックレット735

2008年10月07日 | Weblog
著者はマンガ『はだしのゲン』の作者です。『はだしのゲン』を、私は小学校時代に学校に置いてあったものを読みました。
 この本は、講演録なのか、書き下ろしなのかわかりませんが、15分程度で読み終えることができる分量です。広島で講演をしたときに、「そんなことはもう知っている」とおとなしく聴いてくれるか心配だったが、真剣にきいてくれて、泣き出す人もいました。原爆はいけない、戦争はいけない、と改めて認識したという声が多くあがったそうです。
 広島でさえ、こうなのか、学校では何を教えているのだろうと思ったそうです。
原爆被害の実態を、詳しく知る機会はあまりないかもしれません。
核武装を主張する国会議員が少なからずいます。まずは事実を知る努力が必要です。

騙す側、騙される側

2008年05月13日 | Weblog
多田文明『ついていったら、だまされる』理論社
 著者は、キャッチセールスなどで声をかけられたら必ずついていき、わざとだまされる方法で、現場に潜入して、その体験を文章にしている「キャッチセールス評論家」。
 国民生活センターや都道府県消費生活センターのホームページを覗くと、被害の状況が掲載されていますが、実体験というのがなんとも「斬新」です。
 「先祖のたたり」「デート商法」「出会い系」「ボランティア」「オーディション」「スピリチュアル」の各章末に、まとめがのっていて、実体験をふまえて書かれていて説得力があります。以下いくつか紹介します。
・声をかけてきた場所からちがうところにいこうと誘ってきたらそれは「だます人」だと考えよう。
・むやみにこちらをほめあげる人に出会ったら警戒しよう。マンネリ化した日常生活にしのびよる刺激的な出会いのワナに注意する。
・「無料」とか「○○が当たる」という甘いコトバの裏には、誰かがもうかるからくりが仕掛けられている。

劣化ウラン弾

2008年05月12日 | Weblog
 豊田直己『写真集 イラクの子供たち』第三書館2002年 302.27ト

1990年イラクがクウェートの石油資源を狙い侵攻し併合を宣言。国連安保理は対イラク武力行使容認決議をして、アメリカ軍中心に28カ国の多国籍軍がイラクを攻撃。イラク軍が大敗しクウェートから撤退しました。 その際、アメリカは劣化ウラン弾を攻撃で使用し、その後の放射能被害が数多く出ています。この写真集は、イラクの子供を中心に撮影されたものです。 ガンや奇形が多発しているようで、病院にいる患者の写真も載っています。この子供たちはイラクに生まれたから、このような被害にあってしまっています。 本当に軍事力の行使をすべきなのか、その後の被害のことを考えなければいけません。

勉強法

2008年05月01日 | Weblog
茂木健一郎『脳を活かす勉強法 奇跡の強化学習』PHP

 著者は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で司会をしている脳科学者で、どのようにしたら脳を活かして勉強ができるのかをテーマに書かかれた本です。
今更、勉強法の話と感じる人にも、どうやったら効果的に勉強ができるようになるか悩んでいる人にも有益な内容のはずです。
 この本によると、脳は、なにかを達成するたびに、ドーパミンという神経伝達物質がだされ、快感や喜びを感じるそうです。「強制」では、ダメで自発的な行動で「成功体験」をもつことが大切だともいっています。
 学校の勉強の内容そのものが大切というより、思考訓練や達成感を味わうことができるかどうかが、卒業後の人生を決めていくのかもしれません。
 教科書を開いた瞬間、いきなり勉強を始めるのも効果的だそうなので、まとまった時間を整えてから、などと考えずに、思い立ったら、その場ですぐやるのが大切です。

旅行業界

2008年04月17日 | Weblog
城山三郎『臨3311に乗れ』集英社文庫(913.6 シ)

 旅行業界は、現在でも、新卒大学生の人気業界のひとつになっています。鉄道や飛行機を使い、観光地をまわり、ホテルや旅館に宿泊するツアーをつくるのは、魅力的にうつるのかもしれません。今ある大企業も、はじまりは、中小企業です。
この本は、近畿日本ツーリストの前身である日本ツーリストが敗戦直後の1947年わずか5人の従業員からスタートしたことろから、近鉄と合併するまでの経緯が書かれている小説です。どうやって旅行代理店は儲けるのか。「サービス」に対してお金を払ってもらうことで事業が成り立ちます。鉄道も航空機も、旅館ももっていませんから、究極のサービス業といえるかもしれません。
 2001年のテロ後は、海外旅行の客が大幅に減少しました。海外の修学旅行をとりやめたり、国内に切り替えたりした学校も多くありました。平和の恩恵をうける業界といっていいでしょう。

調べる方法を学ぶ

2008年04月14日 | Weblog
浅野高史+かながわレファレンス探検隊『図書館のプロが教える調べるコツ』柏書房(015.2 ア)

 自分の調べたいことを見つけることができなかったときに、どうしますか。
インターネットで検索して、なければあきらめる、だけではいけません。
どのような本にあたれば、調べることができるか。この本は、このプロセスを図書館勤務者が公開してくれています。
答えを知るためのプロセスがわかれば応用が利くはずです。
「トイレットペーパーの幅はどうやってきめたのか」「”萌え”という表現はいつ頃から使われたのか」「国賓の待遇は」「第2次大戦時に神奈川にあった外国人収容所は」など40を超える具体的な質問事項をどのように回答したか、参考文献も含めて解説してあります。

加害者、被害者

2008年03月07日 | Weblog
奥野修司『心にナイフをしのばせて』文藝春秋  368.7オ

「酒鬼薔薇」事件の前に同級生を殺害する衝撃的事件がありました。1969年4月23日のことです。高1の生徒が同級生をナイフで殺害したものです。
遺族は、傷がいやされることなくその後を過ごし、加害者の少年は、「少年法」に守られその後弁護士として社会復帰しました。遺族の妹さん、お母さんへの取材をもとに、書かれています。20年以上たっても「心の傷」はまったく癒えていません。
 加害者と被害者遺族が電話でやりとりする部分をみると、いたたまれなくなります。加害者の弁護士は、遺族に全く謝罪もしていません。
 加害者の道義的責任と法的責任は、別であることが、よくわかります。
 だからといって、「少年法」が間違っているとはいえません。加害者の更正に手厚く、被害者へのフォローがない現実がいいわけでもありません。
 加害者が被害者に「責任」をはたすことが、刑務所、少年院で可能なのか。矯正教育のプログラムがこの本の主旨ではありませんが、「こころ」「考え方」を変えることが可能なのか、考えてみたらいいと思います。

社説の比較

2008年01月31日 | Weblog
朝日、読売、日経新聞の3紙の社説や一面のトップ記事などを共通の画面で見ることができるようになりました。社説はどのような手順で、誰か書いているか、特集されていて興味深いです。各紙を順番に見なくても一目でわかるレイアウトなので、とても便利です。
皆さんのお気に入りに保存しておくといいでしょう。
 http://allatanys.jp/index.html