高校政経

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池上彰『ニッポン、ほんとに格差社会?』小学館

2007年05月30日 | Weblog
 文藝春秋『日本の論点』は小論文対策としてよく利用されているようです。
専門家が書いているため、必ずしも、わかりやすいとはいえません。

 この本の著者の本は何冊か紹介していますが、上記の本も小論文対策として有益で、よりわかりやすくかかれています。
 日本の政治の常識、経済の常識、社会の常識といわれていることをデータをもとに著者なりの結論が書かれています。
 たとえば、日本でも格差が広がっている→△ 日本の医療はレベルが低い→×
郵政民営化は先進国なら当たり前→△ 
 アメリカの郵便事業は国営だそうです。

 結論を出すまでの根拠や、巻末の参考文献リストなども「使える」本です。

ドイツ映画

2007年05月08日 | 映画
「ベルリンの壁」崩壊前後の激動の時代を面白く描いた「グッバイ・レーニン」を紹介してくれた、2期の卒業生が、新たにドイツ映画を紹介してくれましたので以下に掲載します。

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「善き人のためのソナタ」について、公式HPのアドレスを見てみてください。予告編もあります!きっと、日本語のDVDもそのうちできると思うのですが・・・。
http://www.yokihito.com/  
 ドイツでは2006年に公開されて人気だったようです。「グッバイレーニン」とは又違った視点で、こちらはDDRの監視社会を事実に基づいて描いており、映画の中盤までは正直な所、少しつまらなかったのですが、後半ものすごく興味深かったです。実際、主役のヴィースラー役を演じた、ウルリヒ・ミューエ自体が、元妻に監視されていたという事実が2001年に明らかになりました。裁判にもつこれこんだのですが、結局このミューエ側の負けだったようです。 東ドイツ出身の実力派俳優で、国内ではかなり人気が高い人のようですよ。グッバイレーニンと比較しても面白いかもしれません。監督も、「グッバイレーニンは面白おかしくDDRの歴史を描いたが、私はそれでは満足できなかった」と言っています。  

 もう一つドイツの歴史上、重要なドレスデンという町を舞台とした映画も最近公開されました。(先月末に日比谷で公開されました。) 「ドレスデン運命の日」です。これは、本来、ドイツのZDF(日本のNHK)というテレビ局がドキュメンタリーとして2部に分けて放送したものです。http://dresden-movie.com/  もちろんこれも予告編付です。 戦争映画ですが、所々当時の映像が入っていますし、ドレスデンといえば戦争で被害にあったフラウエン教会がつい2年ほど前に数十年以上の年月をかけてようやく完成しました。世界最大のパズルと言われたくらい、再建工事が大変でした。その完成式典の映像も最後にあります。

 あとは、http://shop.asahi.com/shop/goods_group?goods_group_id=336&${session(白バラの祈り)ヒトラーに関するものですと、http://shop.asahi.com/shop/goods_group?goods_group_id=301&${sessionです。でも、このヒトラーの映画は、テーマが重過ぎてあまり勧められません。  ちなみに、来月行われるドイツ映画祭のHPにも最新のドイツ映画でベルリンがテーマの作品もあります。時間が合えば私も見に行く予定です。http://www.asahi.com/event/de07/index.htmlお勧めと教授に聞いたのは、「タフに生きる」。トルコ人の問題もドイツでは、とても深刻です。