かおるくん

同窓会で久しぶりにあった。
髪をちょっと茶髪にしてるけど　そんなに昔と変わっていなかった

高校受験のとき　教室に彼がいた　

そして　高校に入学みると　やはり彼はいたのです。
なぜか　話しかけられない人だった。
そのまま　3年間好きだということもなく過ごした。

どこかいつも遠くにいるように　つかめない所があった。
なぜか魅力的で　ずっと三年間　彼のことを想っていたのでした。

今どこか大企業の下請けの会社で働いていて　労働組合の幹部らしく
あちこち忙しくしているらしい
一度離婚して　何年か前に若い奥さんをもらったと　近況報告で話していた

私が若い頃につくった歌です
その彼との淡い思い出です

　　　　

　　　かおるくん　　
　

1、　　隣の町に住んでいた　あなたの名前はかおるくん
　　どちらかというと　二枚目のタイプじゃなかった人

　　いつもケンカをしてた人
　　先生に反抗ばかりしてた人
　　あなたのいたこの町に　花が咲きました


2、メガネの中の瞳にはいつも寂しさが見えていた
　　寂しさの中にはきっと　虹も光っていた

　　あなたの涙　知っていました
　　きっと本当のあなたでしょ
　　それも今の私には　昔のものがたり

3　すれ違う心が揺れて
　　あなたは今　となりの街で
　　何をして生きるすべを見つめているのでしょう

　　幼い頃のやさしさと　幼い頃の痛みまで
　　あなたが今一番知っているのでしょう