発達障害

2015-08-03 17:33:58 | エッセイ
私には発達障害の知人がいます。

彼女は以前から
人が石ころに見える…
と言っていました。

そのことに悩んだのか
宗教を学びにも行きました。


私は彼女が変な行動をすると
恥ずかしいので
避けていた時期もありました。

寂しかったでしょうね…


ある日、彼女の部屋の掃除を
勝手にしてしまって
大変怒られたことがありました。

散らかった部屋でも
雑誌の下にはあれ
本はここって

ちゃんと彼女の中では
片付けられていたのですから。

当然ですね。


それにしても
石ころに紛れた生活というのは
大変だったと思います。

私たちがまだ幼いころは
発達障害という言葉は
無かったように思います。

私も発達障害を知ったのは
大学生の頃でした。


でも…


人が石ころに見えても

恋をしたり

友だちが出来たりします。


そのとき


石ころから

こころを持った何かと

向かい合い始めたのでしょうね…。


私は彼女との生活の中で
色々なことを学び気付かされました。

彼女が
人とコミュニケーションを取る方法
を真剣に読んでいるときは
涙が出そうでした。


そんな彼女も
結婚しました。

優しい旦那さんと…


そして、長さの違う足で
今も歩いています。


発達障害には色々なタイプがあり
他の病気も併発してしまう
ことがあると聞きました。

もっと理解し合える世の中に
なってほしいと
こころから願っています。

彼女と出会えて良かったです(^^)
コメント (2)
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