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日記(7.27)コラム「われ一人腹を切て、万民を助くべし」

2018-07-27 14:07:51 | 日常
7月27日  (金曜日)  晴れ

徳川家康といえば、何より我慢のイメージが強い。
といっても、けっして戦いを忌避したわけではない。
桶狭間の戦いから、天下分け目の関ケ原の戦いまで、
合戦だらけの生涯だった。

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 ▼そんな家康の伝記を書いた歴史家の笠谷和比古さんは、
 「われ一人腹を切て、万民を助くべし」との副題を付けている。
 
 天正12(1584)年の小牧・長久手の戦いでは、
 豊臣秀吉相手にほぼ勝利を収めていた。

 ▼それでも日々興隆を極める秀吉の求めに応じて、
  家康は上洛を決意する。
  強硬派の家臣に対して、
 「自分一人が犠牲になることによって、万民を助けることができるだろう」と
  なだめたという。
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 ▼「若い頃は織田信長、豊臣秀吉が好きだった。
   年を取るにしたがって徳川家康の生き方に共感を覚える」。


  自民党の岸田文雄政調会長は先週、名古屋で行った講演でこう述べた。
  その岸田氏は、9月の自民党総裁選への不出馬を表明し、
  
  安倍晋三首相の3選支持を決めた。自らを家康になぞらえて、
  一人腹を切ろうというのか。
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 ▼昨日の小紙政治面に載った市原すぐるさんの漫画には、
 思わず膝を打った。
 サッカークラブの少年12人と男性コーチが救助されて、
 世界の注目を集めたタイの洞窟が舞台である。

 救助隊が水たまりに飛び込むように促しても、
 岸田氏は足がすくんで動けない。
 漫画が示す通り、戦う勇気がなかった、との印象がぬぐえない。

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 ▼岸田氏が率いる宏池会は、政争に弱いことから「お公家集団」
  と呼ばれてきた。
 NHKの大河ドラマに登場する公家は、優柔不断で頼りないと決まっている。
 しかし、幕末の激動期を生きた公家たちの実像は違う。

 ●n志士たちを煽(あお)り、幕府相手に権謀術数を重ねていた
 (『公家たちの幕末維新』刑部芳則(おさかべよしのり)著)

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