中さん

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日記(4.21)本「なぎさホテル」

2016-04-21 13:20:21 | 日常
4月21日 (木曜日)  曇り
自治会の防犯活動のパトロールが今年も昨日始まった。
地区内に家が増えて来ている。
新班長さん加わって初めてのコースだ!ゆっくり回って1時間ほどだ。

途中、お花が綺麗に咲いているお宅の木々を


夕方は涼しくなった!
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昨年買ったミニシクラメン「冬に強いタイプ」が今年も咲き始めた。

パンフラワーで作った鈴蘭らしいが
花はもっと大きめがいいと少々不満らしい。

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昨日からこの本を読み始めた。
著者が作家への出発点となったことが書いてある。
本人の人柄がそのまま書かれている
少々こわもての作家だ。
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「私が作家として何らかの仕事を続けられて来たのは、
 あのホテルで過ごした時間のお陰ではなかったかと思うことがある」


感受性豊かで彷徨える魂を宿した20代を跨ぐ30代前半にかけ、
無一文に近い若者を受け入れてくれた「なぎさホテル」で暮らした7年余り。
それは作家:伊集院 静氏の誕生を育んでいった数年間だった・・・

 金もない只の酔っ払いの若者を受け入れるホテル支配人の言葉。
「何もしないのが一番いいですよ」
「いつまでも(ホテルに)いらっしゃればいい」
「お金なんていいんですよ。
 若い人がお金を持っていたらへ変だもの」

「旅費くらい貸してあげるから、どこか旅でも行って来たらどうですか?」
「あせって仕事なんかしちゃいけません」
「あなたは、そのままでいいんですよ」・・・

そして夜は波の音を聞きながら、I支配人と一緒に酒を呑み交わす。
 この許容範囲の広さ・大らかさは何なのだろうと思わせる。

支配人はじめスタッフ達の優しさ・連帯感・不思議さも心地良い。
7年余りの日々で出会った人々や出来事が、
いろいろな小説へと昇華し作家:伊集院 静を誕生させる。
彼の小説の中でも取り分け好きな「三年坂」、
「機関車先生」「空の画廊」等の
 誕生秘話も明かされる。
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コメント
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