掲載画像:量子力学序説(湯川秀樹著):昭和22年2月初版
神田の古書店で大変貴重な本を入手した。中間子論でノーベル物理学賞を受賞された湯川秀樹博士が30代に書かれた「量子力学序説」の初版本だ!
超うれし~い!
物理学を志す人にとっては喉から手がでるほど貴重な本で、なんてラッキーな土曜日になったものだと(ミーハーであるが)喜んでいるところ。本棚のいちばん下にあったので、なかなか人の目にとまらなかったのだろう。たまたまポケットに入っていた喫茶店の領収書を落としたので拾おうとしたときに見つけたのだ。
量子力学についてはファインマン物理学Vを読み終え、今は朝永振一郎博士の「量子力学」で勉強中。これらの名著は今でも出版されているので簡単に手に入る。しかしどうしたわけか湯川先生の量子力学序説はその後出版されず、復刊リクエストにエントリーされている模様。
巻末にはこのように出版年月と湯川先生の印鑑(?)が押されている。
有名なシュレディンガーの波動方程式は66ページの下のほうに書かれている。(赤線の引いてある箇所)
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この本を読み始めるのはかなり先になりそうだが、ただながめているだけでも物理の勉強のはげみになるに違いない。大切にするつもりだ。
ちなみに以下のアドレスからこの本の目次を見れるようにしておいた。
http://tonechan.or.tp/personal/2007jul21/yukawa_toc01.jpg
http://tonechan.or.tp/personal/2007jul21/yukawa_toc02.jpg
http://tonechan.or.tp/personal/2007jul21/yukawa_toc03.jpg
関連リンク:
湯川秀樹 『量子力学序説』 復刊!
http://shamhat.dreamblog.jp/blog/43.html
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湯川秀樹著作集処分していまったな
これは入ってなかった
同じ本が、私の父の書棚から発掘されました。
感深いものがあります。
うぁ~!大変お久しぶりです!
親子二代に渡って物理学好きですか。いいですねぇ。
昭和22年って戦後わずか2年です。物資の不足していた時代に、このような本が出されたことに復興への意欲を感じます。今日は東京大空襲があった3月10日です。焼野原から2年後の東京はどんなふうだったのだろうかと空想しています。
湯川博士はこの本を出してから2年後にノーベル物理学賞を受賞されるのですね。うれしいニュースで復興にも励みがでたことでしょう。