とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
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Googleで「プリンキピア」や「Principia」を検索すると...

2018年03月26日 17時35分44秒 | 日記

今日は近代科学誕生の礎となった名著『自然哲学の数学的諸原理(1687)』の話。

これは17世紀には知識人の間で広く理解されていたユークリッド幾何学を使って、アイザック・ニュートンが力学3法則や万有引力の法則を発表した歴史的著作物である。通称は「プリンキピア(Principia)」で「原理」という意味だ。


ところが、この「プリンキピア」や「Principia」というキーワードでGoogle検索すると、まずいことがおこる。「自然哲学の数学的諸原理」で検索しても同じことだ。

拡大



右上に表示されている写真はラテン語原本ではなく日本語版。実は映っているのは僕が所有している本なのだ。

スマホで検索しても同じである。



表示されている写真は、2014年に投稿したこの記事から取られていることがわかる。

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ちょっとこれはまずいのではないか。「プリンキピア」と日本語で検索したとしてもラテン語の原書の写真が表示されるべきなのだ。たとえば次のような写真。






Googleから「すべて」で「プリンキピア」を検索すると検索順位は「自然哲学の数学的諸原理 - Wikipedia」が1位で、写真が引用されたブログ記事は13位である。なぜ写真が引用されるのかわからない。

同様のことは「ファインマン物理学」という検索ワードでも以前おきていた。(現在は正しい写真が表示されている。)


何が問題かというと、もし僕がいたずらしてブログ記事の画像を差し替えたら、それが表示されてしまうことなのだ。たとえば、直前の記事で使ったこの画像と差し替えたら、さずがにまずいことになるだろう。(もちろん、そんなことをするつもりはない。)



と、ここまで書いて思った。もし今書いているこの記事へのアクセスが増えると、この記事のトップに掲載した画像が表示されてしまうようになるのではないか?? もしそうなるとさらにややこしくなってしまう。


アイザック・ニュートン卿には申し訳ない気がするし、この書物を検索する方々にも迷惑な話。Googleの検索エンジン担当の方には、早急に解決してほしいものだ。


関連記事:

Kindle版で復刊: 日本語版プリンキピア(自然哲学の数学的原理):アイザック・ニュートン
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/a5ce0252019a5d9b63c20200f019e199

日本語版「プリンキピア」が背負った不幸
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/bff5ce90fca6b8b13d263d0ce6fc134e

例の画像で遊んでみた。
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/07ecc1d77b373a76cd5007a02405204a


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いやいや (ひゃま)
2018-03-26 22:07:07
おもわず検索しちゃいましたけど

これはこれで、3種の並べ方とか威厳ありますよ
差し替えないで、威厳保ってください。
Re: いやいや (とね)
2018-03-26 23:46:02
ひゃまさん
「威厳」ですか!ww

「3種」ですが、トップの写真は左から日本語版の外箱、内箱、本体なのです。

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