昨日のNHKの「あさイチ」に出演された加山雄三さん。物理学マニアだったとは。。
遅まきながらツイッターで昨日話題になっていたのを読んで知ったのだが、30年以上前から物理学マニアだったそうである。すでにご存知の方が多いことにも驚かされた。
後日追記:「高校時代に「空飛ぶ円盤実験機」という本を読んだのをきっかに物理学に興味を持った。ホーキングの最新の宇宙論に非常に興味を持つ。」ということがこのページに書かれている。また加山さんの著書「湘南讃歌」にもこのような記述がある。
紹介された加山さんのメモを見る限り教養書レベルではなく、一般相対論の重力場の方程式を理解していらっしゃるようだ。おそらく物理学歴11年の僕を超えるレベルなのかもしれない。見かけで人を判断してはならないぞとつくづく思った。
予定されていたこととはいえ朝から理論物理学、宇宙物理学を熱く語るなんて予想外のことだったろうし、進行役の有働さん、井ノ原さん、柳澤さんはさぞ驚かれたことだろう。
この2枚のメモも紹介された。インフレーション宇宙論と量子重力理論だ。
いっそのこと加山さんが進行役、先生役で科学番組を作ってほしいと思うのだ。シリーズ物としてインパクトがあったNHKの「神の数式 完全版」が放送されたのは2013年なので4年も経っている。そしてNHKの「100分de名著」で相対性理論が取り上げられたのは2012年のことだ。
「若大将、宇宙をめぐる」
「若大将、物理学を熱く語る」
などというシリーズ物の理論物理学番組を作ってみてはどうだろう?それもEテレのゴールデンタイムに放送するのだ。各回、最初の15分はやさしく始めて番組の方向性だけは理解してもらう。その後は数式や専門用語をお構いなしに使って、あれよあれよという間に視聴者の理解を超えたものにするのだ。
佐藤勝彦先生のような専門の物理学者にお越しいただく必要はない。加山さんであればじゅうぶん講師を果たすことができるだろう。
「神の数式 完全版」では大栗博司先生が監修されて、理論物理学の歴史を一般視聴者にもわかりやすくという観点で製作されたが、それでも難しすぎると感じた方が大勢いらっしゃったようだ。けれどもそのような方が「面白い」とか「ワクワクする」というツイートをしていたことも忘れてはならない。
視聴者は知的刺激に飢えている。いっそのこと視聴者に理解してもらおうという考えを捨てて、数式をバリバリに使った難解な番組にしてみてはどうだろうか?
自分の理解を超えると興味を失ってしまう人がいるのは事実だが、むしろ理解を超えたすごい世界があることに驚き、未来に夢を馳せる人、ワクワクする人が多いのではないかと思うのだ。
物理学を学んだ人にとっては「神の数式 完全版」や「100分de名著 相対性理論」は物足りない。さらにレベルアップした番組をNHKに提案したい。「視聴者に理解してもらおうとする番組」から脱却して「視聴者の理解レベルを考慮しない番組」、「視聴者に媚びない番組」へ飛躍させるのだ。科学教養番組の新しいスタイルである。
Eテレ史上、最高視聴率を記録する番組となるに違いない。
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加山雄三の物理学散歩なんてね
ご賛同いただき、ありがとうございます。
わからない事に出会ったら調べます。
調べているうちに多くの物事や人に出会い、少しずつ理解が進んでいることを確認できるようになります。
とね日記さんの波動関数の収束のイメージ画像に似ています。
ぼんやりしていた景色がハッと具体的になった時と同じように、突然目の前に新しい世界が現れます。
究極の喜びです😊
コメントをいただき、ありがとうございます。
ぼんやりしていたものが急に鮮やかなものに変化すると爽快ですよね。
学びを続ける中で、そのような経験がたくさん訪れることを願っています。
「加山さん」は、某所で、折に触れて宇宙を語っておられます。3/20辺りホーキング博士のお話を期待しております。
コメントありがとうございます。
加山さんもホーキング博士の訃報にショックを受けていらっしゃることでしょうね。
ところで3/20にホーキング博士のお話を期待、というのはどういう意味ですか?
加山さんが出演する番組があるのでしょうか?