とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
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国家的な財産: 「新版 スピンはめぐる」: 朝永振一郎著

2008年09月25日 13時06分43秒 | 物理学、数学
この間の週末、久しぶりに紀伊国屋書店やJUNK堂書店など大型書店の物理学、数学書コーナーでかなり長い時間を過ごした。たまたま財布を忘れて外出してしまったため喫茶店にすら入れなかったからだ。携帯のSuicaだけ持っていたので電車には乗れたが、現金を持っていない不自由さが身にしみた一日となった。(笑)

平積みされていて目に入ったのが朝永振一郎先生の「新版 スピンはめぐる」の復刊本。「量子力学I」や「量子力学II」、「角運動量とスピン」と同様「国家的な財産」といってもいいほどの名著だ。6月に復刊されていたようなので気が付くのが遅すぎたくらいだ。

物理の勉強のほうは相変わらず「電磁気学の基礎 I, II」に没頭しているので、すぐ読むことはできない。どんな名著であろうと読まなければただの紙の価値しかない。しかし「物欲」に負けてしまい帰宅してからアマゾンで注文してしまった。

ここ数年、物理学書では復刊ブームが続いている。古い本であれ名著は大いに読む価値がある。朝永先生の本以外で、僕の目に止まったのは内山龍雄先生の「一般相対性理論」だ。この本も国家的財産と言えよう。僕が物欲に負けて注文してしまうのも時間の問題だ。




ちなみに朝永先生の「新版 スピンはめぐる」の章立ては次のとおりだ。詳細はアマゾンのレビューを参考にしてほしい。

 第1話 夜明け前
 第2話 電子スピンとトーマス因子
 第3話 パウリのスピン理論とディラック理論
 第4話 陽子のスピン
 第5話 スピン同士の相互作用
 第6話 パウリ‐ワイスコップとユカワ粒子
 第7話 ベクトルでもテンソルでもない量
 第8話 素粒子のスピンと統計
 第9話 発見の年“1932年”
 第10話 核力と荷電スピン
 第11話 再びトーマス因子について
 第12話 最終講義
 参照文献
 あとがき
 付録
 A 補注 B スピン、その後 C 電磁気関連の旧版の表式(CGSガウス単位系)
 画像・資料リスト
 新版へのあとがき

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