
超有名なサイトなので記事にしようかどうか迷ったが、理系人口を少しでも増やそうという思いからあえて紹介することにした。
CASIOの高精度計算サイト
http://keisan.casio.jp/
電卓で有名なカシオ計算機が提供している計算サービスだ。生活や実務に役立つ計算のほか、高度な科学技術計算も高精度で行うことができる。ソフトをインストールしなくてもよいので、すぐつかえるのがうれしい。これほどのサービスが無料で提供されているのは驚異だ。トップページはこのような感じである。

左上の「フリー計算」をクリックすると素晴らしい関数電卓があらわれる。これは複素数をサポートしていて、なんと精度は有効数字50桁までOK。

市販されている関数電卓の機能をはるかに凌駕している。こんなすごいのを無料公開したら電卓の売り上げが落ちてしまうんじゃないかと人ごとながら心配してしまう。
関数の式を入力すれば「グラフ描画」もできる。数学の家庭教師をするときに使えそうだ。ソフトのインストールが不要だから生徒のパソコンからでも使えるからだ。このように表示される。

数学公式、物理公式も紹介されており、統計関数は大分類で21種類、特殊関数も大分類で18種類掲載されている。統計関数や特殊関数については大学で数学を専攻していた僕でさえ知らない関数が数多く掲載されている。
数式として不定積分を求めることが不可能な楕円積分なども定積分であれば簡単に計算できてしまう。先日紹介した「webMathematica」と組み合わせて使えば鬼に金棒だ。
このサイトがあまりに便利なので「理系不要論」の記事まで登場した。けれどもそんなことは絶対にない。このサイトを使いこなすには「かなり高度な」理系の知識が必要なのだ。(笑)
近いうちに、このサイトを使った計算例を理系の高校生向けに紹介する記事を書く予定だ。
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上を転がる球の周期を調べる際に重宝しました。
端点が発散する関数を積分する際にも便利ですね。
カテナリー曲線って何だっけ?と思いましたが懸垂曲線のことでしたね。(笑)☆さんも活用なさっていたようで物理に関心のある人にとっては馴染みのあるサイトだと思います。
端点が発散する積分の計算にも使えるのですか。利用できるシーンがいろいろありそうです。
これを使って計算するテーマを探すのも楽しそうですね。