三陽日記帳

そこへ行ってどうするかというと、僕は唖でつんぼの人間のふりをしようと考えたんだ。でも、できるのか?

Solid State Society

2006-11-25 02:25:36 | Weblog
見た。ネタバレはとりあえずなしですが、面倒くさかったら読まなくても良いです。
以下ファーストインプレッションだけ。

テーマは少子高齢化、コレに尽きるかと思うわけですが、いかんせん、尺が短い。
二つのTVシリーズの奥深さを見続けてきたせいで、余計にそう感じますね。
各総集編と比べても、展開が速く感じる。
あと、傀儡廻しというのも、ねぇ。原作、劇場の影響を受けすぎというか、
テーマがかぶる希ガス。貴腐老人という発想はすばらしいと思うけどね。

個人的にはSACの笑い男事件は、
原作も含めて、これまでにない攻殻を作り出したという面でも、
評価しているわけですが、
2ndGIGでは、押井色が強くなったため、若干その新しさが失われたと感じてます。
楽しめましたが。(ご存知、私は押井信者ですが、2ndGIGに関しては余計だと感じました)
劇場、イノセンスともに押井の攻殻は悪く言えば原作の切り張りでしかないのに対し、
(だから悪いといっているわけではない、むしろそれ以外の押井節が見所だし)
SACの笑い男事件は、原作の続編、劇場以上に攻殻世界を押し広げたとさえいえると思います。
で、今回のはどうかというと、
劇場版をSAC的にリメイク、チョット原作二巻を意識しました、という印象です。

一言で言えば、ビルからダイヴして光学迷彩、とか、
「ネットは広大だわ」はそろそろ卒業だろ、と言いたい。
というか、せっかくSACで卒業したのに、また戻ってきちゃったの?
ってな感じです。
SACシリーズもそろそろ潮時かなぁ、という気がします。
とはいえ、つまらないわけではないですよ。
貴腐老人問題なんか洒落にならんですよ、マジで。
何回か見てまた書きますわ。

それではーっ。

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