BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

シャープ・パワー

2022-06-06 | Weblog

ソフト・パワーとシャープ・パワーと並べると、いっとき、ソフトパワーがメディアをにぎわした。国際社会からの信頼、発言力を獲得し得る力としての支持、国としての共感を得る力のことであった。対義語にはハードパワーとして軍事的な威嚇、経済制裁などの物理的圧力があった。そうして、いままた、シャープパワーと言う、どうもこれは限定的な影響力工作となるようであるが、ロシアと中国の対外政策に解説がある。

>中国政府が外国の世論を操作、「シャープパワー」はここまで ...https://diamond.jp › 国際・中国 › China Report 中国は今
2020/01/10 — 中国が新たな外交戦略として「シャープパワー」を行使している。シャープパワーとは、国家が外国に対する世論操作や工作活動などの手段で、自国に有利 ...
diamond.jp からのシャープ・パワー

中国のシャープパワーに翻弄され続けた世界https://wedge.ismedia.jp › articles
2018/11/01 — 「シャープパワー」という言葉がちょっとした流行語になっている。権威主義国家が、強制や情報の歪曲等の強引な手段を用いて、未熟で脆弱な民主主義 ...
wedge.ismedia.jp からのシャープ・パワー

シャープパワーとは - コトバンクhttps://kotobank.jp › word › シャープパワー-1999839
2018/11/06 — 権威主義国家が世論操作や工作活動などの強引な手段を用いて他国に圧力をかけ、自国に有利な状態を作り出していく外交戦略のこと。軍事力や経済力など ...



シャープパワーの 台頭
IPDForum 4月 22, 2019 特集 0 Comment
巧妙な操作、脅し、混乱という手段で 民主主義諸国にますます自国のアジェンダを注ぎ込む中露権威主義国家
FORUM スタッフ
>中華人民共和国(中国)政府とロシア政府の間で、 「シャープパワー(Sharp Power)」として知られるようになった権力にますます依存する新しい形態の情報戦争が発生している。シャープパワーという用語は、2017 年 12 月の全米民主主義基金(NED)による報告書の一部を執筆したクリストファー・ウォーカー(Christopher Walker)とジェシカ・ ルドウィッグ (Jessica Ludwig)両研究員による新造語である。
過去 10 年間にわたり、この2つの権威主義国家は数千億円相当(数十億ドル)を費やして、従来型のアピールイニシアチブや広報活動の概念を超える方法で民主主義に影響を与えようと企んできた。ほとんどの国は他国からの認識と一致するように国を形成することを望んでいるとは言え、この両国の戦術は強引過ぎると、ワシントン DC を拠点とする基金かつシンクタンクが発行した 156 ページの報告書「Sharp Power:Rising Authoritarian Influence(シャープパワー:権威主義国家の影響の高まり)」の中で同著者等が述べている。
「対象国に自国の政治や情報環境を貫通、浸透、または穿通させる『シャープパワー』は、これまで権威主義国家の「ソフトパワー」として理解されていた概念の対として分類できる。独裁国家と民主主義国家の間で進行している新しい競争において、抑圧的政権の『シャープパワー』のテクニックはその国家の短剣の先端、あるいはまさしく注射器の針として捉えるべきである」と、ウォーカーとルドウィッグ両研究員は述べている。ウォーカー研究員は基金の調査分析担当副社長、ルートヴィヒ研究員は研究・会議担当役員を務めている。


https://toyokeizai.net/articles/-/590737?page=5
日本に中国の影響力工作が及ばなくなった理由
戦後の日中経済史を振り返って見える変化
>中国による日本社会を対象にした影響力工作は1950年代中頃にまでさかのぼる。スターリン死後の東西冷戦の緊張緩和のなかで、中国政府は対日政策を新たに策定する。それは民間交流を通じて日本国内の世論を味方に取り込み、アメリカと協調して中国非承認政策をとる日本政府に政策変更を迫る「以民促官」と呼ばれる方針であった。
>今日と違って中国側が大きな影響力を行使できた背景は2つ拳げられる。
第1に、日本国内に中国に対する同情的な世論が広く存在したためである。それは「進歩的」とされた共産主義イデオロギーへの魅力と、中国大陸における過去の戦争で、中国人に甚大な被害をもたらしたことに対する日本人の贖罪意識が入り交じるものであったといえよう。国交正常化前の中国の対日影響力の源泉は、今日でいうところのソフト・パワーに近いものであったといえる。
第2に、日本の政治制度も中国の影響力工作に有利に作用した。1950年代後半から1970年代後半まで、自民党の派閥全盛時代であった。中国と台湾(中華民国)の「2つの中国」問題が自民党内の権力闘争に連動する形で、親中国派と親台湾派との対立が先鋭化した。この時期、中国だけではなく台湾も、自民党に対する影響力工作を行っており、冷戦によって生じた分断国家が、それぞれ自民党の派閥と結びつくクロス・ナショナルな構図が見られたのである。
>1970年代から1980年代にかけて、中国側が日本に影響力を行使する際に最も重視したのは、田中角栄と大平正芳に連なる自民党の親中国派であった。1972年の日中国交正常化に際して、田中は首相、大平は外相であった。それまでの自民党親中国派が、党内基盤の弱い非主流派であったのとは対照的に、田中や大平は自民党内でも主要派閥の領袖であった。とりわけ、1980年代以降、日本政治における「田中支配(田中が病気で倒れた後は経世会支配)」が確立されるなかで、日中関係はこれまでにない安定期に入った。

>日本のソフトパワーは、ハーバード大学のジョセフ・ナイ教授によれば、世界最高額のODA、世界最高の平均寿命、世界第二のGDP、ダントツの特許件数、治安のよさなどです。
https://a-gogo.jp/jspi/softpower.htm


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