BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

コトバと時間

2021-12-24 | 日本語学21

古代中国語である漢文漢語による語句、中国語に訳された漢訳仏教は仏典として伝えられ、日本語の語句を形成してきた。3世紀から16世紀までの間に大陸とその半島を経由した外来思想である。日本語の基盤ともいうべき語彙は漢文訓読の文法とともに定着しつつあった。それは記紀万葉の時代からおおよそ800年の経過に日本語に西洋語の影響が及ぶ。その経緯には日本文化の根底を揺るがす出来には宗教や社会に科学と医学などの文物におよそ18世紀から20世紀までの時間が醸成する事柄となった。中華思想、仏教学、儒学などの文化に新たな衝撃となる文明開化の潮流である。言語にも必然的な改革が起こるも、それは21世紀を迎えた今日までの状況である。
和語の源流に漢語と漢文が加えられ、語法に、表記に、発音に国語との対比が行われてきている。
国語に足したのは英語など西洋文化の移入による語彙であり、いわば新しき語の意味となる、近代になってのこと、当初は解釈にはそれに漢字文字が充てられてきた。
そうして日本語はカタカナによる新語の時代に入っている。



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