人類滅亡映画

人類が滅亡しそう。または、滅亡する。大体、そんなかんじの映像作品について、ほんの少し語ります。

『BBC 世界に衝撃を与えた日 30 オーソン・ウェルズの宇宙戦争とアドルフ・ヒトラーの日記』

2008年07月22日 | Weblog
"Days That Shook the World" Fact or Fiction: The War of the Worlds and the Hitler Diaries 2005年

監督 David Bartlett

テレビ・ドキュメンタリー・シリーズ『BBC 世界に衝撃を与えた日』の1エピソード。オーソン・ウェルズの有名な『宇宙戦争』事件とヒトラーの日記の真贋騒動についてのレポート。

H.G.ウェルズの『宇宙戦争』がラジオ・ドラマとして、オーソン・ウェルズ率いる劇団「マーキュリー劇場」によりCBSから放送されました。1938年10月30日の夜のことでした。そして、有名な火星人襲来騒動が起こりました。まだ無名であったウェルズは、この事件で一夜のうちに有名になり、それをきっかけに、翌年、RKOと契約。そして、1941年、映画史上の傑作『市民ケーン』を発表することになります。

この事件の最大の謎、それは、ウェルズは故意に騒動を起こそうとしたのか? 僕もその答えを知りたかったのですが、このドキュメンタリー作品は、ウェルズがパニックまでは予想してはいなかったものの、リスナーに火星人襲来のニュースを本当の臨時ニュースだと思わせたかった。そして、前年に起きた、ヒンデンブルグの爆発事件のように、人々に不安を抱かせたかったと結論付けています。この説は確度が高いと思います。

この事件は『UFOファイル/知られざる“宇宙戦争”』『アメリカを震撼させた夜』でも取り上げられています。

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