人類滅亡映画

人類が滅亡しそう。または、滅亡する。大体、そんなかんじの映像作品について、ほんの少し語ります。

『バトルトラック』 Warlords of the 21st Century 1982年

2008年09月29日 | Weblog
監督 Harley Cokeliss

第三次世界大戦後の世界、戦闘用に改造されたトラックを武器にしている略奪集団が、、平和に暮らすコミュニティーに襲いかかる。

改造されたトラックというと『トラック野郎』シリーズのデコトラを思い浮かべてしまうのですが、この作品の邦題にもなっている“バトルトラック”は装甲車のようで華やかさとは無縁です。『トラック野郎』で菅原文太さんが演じる主人公の桃さんは下品ですけど、男気があって愛すべきキャラクターですが、バトルトラックに乗り込む略奪集団のボスは上級将校あがりなので、上品を気取っていますが、冷酷非道な異常性格者で、人殺しを平気でするような男です。
大道具の仕事をしていたころ、東映の大泉のほうの撮影所によく行っていましたが、一度、菅原文太さんとすれ違ったことがあります。菅原さんのほうから僕たち大道具方に「おはようございます」とあいさつをしてくださいました。あの業界はあいさつを大切にします。もっとも、あの業界に限らず、あいさつをすることは大切なのですけど。

主演のマイケル・ベックが演じるのは、巨大なトラックにバイクで挑むという勇敢かつ無謀なことをする孤高なヒーローです。マイケル・ベックは、この『バトルトラック』と同年に公開された『メガフォース』で、またバイクを駆り、なんと戦車に挑んでいました。『ザナドゥ』(1980年)では、主演といえる役だったマイケル・ベックですが、一曲も歌わずじまいでした。ミュージカル映画ということを踏まえると、気の毒な扱いといえるでしょう。

25年前の公開時に映画館で観て、さっそく、ケヴィン・ピークが担当したサントラLPを買いました。世間一般に認められているわけではありませんが、名曲が入っています。CD化してほしいです。

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『バイオハザード III』 Resident Evil: Extinction 2007年

2008年09月23日 | Weblog
監督 Russell Mulcahy

シリーズ3作目。新種ウィルスが世界中にまん延する。それによって、ゾンビ化した人間が徘徊する世界を舞台に、主人公アリスの闘いを描く。

営利主義の大企業に対する批判精神こそ、このシリーズの核になるテーマであると『バイオハザード II アポカリプス』のところで書きましたが、この3作目では、その批判精神はさらにヒートアップ、批判を通り越して、成敗の段階に突入していきます。主人公アリスは2作目以降、人間離れしているので、「成敗」というよりも「天誅を下す」という感じです。アリスの天誅を下す姿を見て、胸のすく思いでした。

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『サンシャイン2057』 Sunshine 2007年

2008年09月22日 | Weblog
監督 Danny Boyle

太陽活動が非活発化、地球の寒冷化が進み、人類滅亡の危機が迫る。太陽を元に戻すため、8人のクルーを乗せた宇宙船が太陽に向かう。

人気上昇中のキリアン・マーフィを主演に据えたことで、この作品のグレードが上がったと言ってもいいと思います。キリアンは、“いい表情”を見せることができる役者です。これは天性の才能でしょう。これから、大スターになっていくと思います。ということで、キリアンの“いい表情”を見られることは、この作品の魅力のひとつです。

追記: サンシャインといえば、最近、『リトル・ミス・サンシャイン』を観ました。良かったですよ。

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『アンドロメダ…』 The Andromeda Strain 1971年

2008年09月14日 | Weblog
監督 Robert Wise

強烈な殺傷力を持つ細菌が辺地の村を襲う。全人類にとって脅威となるその細菌を封じ込めることはできるのか……。マイケル・クライトン原作の有名なSF映画。

10年ぶりくらいに観ました。やっぱり面白いです。性格が明確に表現されいる登場人物たちの掛け合いが、このSF映画を血の通った人間のドラマにしていると思います。とにかく構成がうまいので、飽きることなく最後まで集中して見てしまいます。

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『ザ・クローン』 Cl.One 2005年

2008年09月07日 | Weblog
監督 Jason J. Tomaric

核戦争によって数十億の人間が犠牲になり、わずかに残った人々も生殖困難になってしまった。放射能に耐性を持つ人間を、クローン技術で造りだすことにより、人類の滅亡を防ごうとするのだが……。

人類が危機的状況に陥っているというのに、政府軍と反乱軍に分かれて紛争中です。人間どうし殺しあっていては、本当に人類は滅亡してしまうのではないのか? そして、こんなのだったら人類が滅亡してもいいかと、半ば、あきらめの気分になってしまいます。人類はいつまで不毛な争いを続けるのだろう。

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お知らせ

2008年09月03日 | Weblog
人類滅亡映画と関係ないのですが、お知らせしたいことがあります。
僕が以前、大道具で参加していた劇団“U・フィールド”の公演があります。
皆様、ご観劇のほう、よろしくお願いします。もちろん、僕も観にいきます。
U・フィールドHP

演目は『水の花』

日程と時間は2008.9.9(Tue)~9.14(Sun)
詳しくは→公演情報

場所は渋谷 ギャラリー ル・デコ 4F

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