人類滅亡映画

人類が滅亡しそう。または、滅亡する。大体、そんなかんじの映像作品について、ほんの少し語ります。

『バイオ・クライシス -人類最後の敵-』 The Dark Hour 2006年

2008年10月04日 | Weblog
監督 Elio Quiroga

最終戦争後の世界、わずかに生き残った男女数人が、シェルターに隠れ住み、迫りくる死の恐怖と対峙する。

派手な立ち回りを期待すると、肩透かしを食らってしまう作品。

潜水艦モノにハズレなしと言われます。それは、潜水艦の中という一種の密室が舞台なので、緊張感のあるドラマになるからだそうです。今回、紹介する映画は潜水艦モノではありませんが、密室が舞台になっていると言えるでしょう。

おそらくオールセットで撮影されたと思われる映像は、シェルター内の閉塞感をうまく表現しています。そして、その閉塞感がシェルターを密室と言える空間に変え、その中でドラマが繰り広げられます。このような密室的な場所が舞台の映画であれば、一定の緊張感を漂わせることができます。登場人物たちの発するエネルギーは密室という逃げ場の無い空間に蓄積されていき、爆発寸前の緊張感を漂わせます。その密室の生み出す緊張感が見事に生かされた映画でお勧めしたいのは『CUBE IQ/ハザード』です。

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