狭き門より入れ

スペイン在住クリスチャン。聖書にある救いとは?罪の赦しとは? 礼拝などから、福音メッセージを載せています。

信じるだけで救われる 8

2021年02月03日 | 聖書
さて、旧約聖書の中には、律法というものがあります。 その中でも“ 十戒“ は、映画にもなって、とても有名です。
みなさんの中には、クリスチャンが、一生懸命、十戒を守って、救いに到達しようと頑張っていると誤解している方もいらっしゃるかもしれません。 実は、私も、クリスチャンになる前には、そのように誤解していました。

人間には、十戒を守ることは、不可能です。

“なぜなら、律法を行うことによっては、だれひとり神の前に義と認められないからです。“ (ローマ 3:20)

"律法によって神の前に義と認められる者が、だれもいないということは明らかです。“ (ガラテヤ 3:11)

では、何のために、十戒を含む律法というものが与えられたのでしょうか?
まず、第一に律法は、ユダヤ人のために与えられたものです。
そして、それは、ユダヤ人を良くするためではなく、彼らの中には罪があり、彼らが律法を守ることができない罪人であることを自覚させるためだったのです。

“律法によっては、かえって罪の意識が生じるのです。“ (ローマ 3:20)

“ では、律法とは何でしょうか? それは約束をお受けになった、この子孫(イエスキリスト)が来られる時まで、違反を示すために付け加えられたもので…“ (ガラテヤ 3: 19)

ユダヤ人は、彼ら自身をよく知りませんでした。 それで、彼らは、律法をすべて守ると誓約してしまいました。 彼らは、自分たちがそれを守れるか守れないかを、経験によって教えられなければならなかったのです。

ユダヤ人は、律法を守る努力によって、しあわせになったでしょうか?祝福を受けたでしょうか?
いいえ、彼らは、のろわれてしまいました。 彼らの歴史がそれを物語っています。

“律法の書に書いてある、すべてのことを堅く守って実行しなければ、だれでもみな、のろわれる。“ (ガラテヤ 3:10)

しかし、キリストが、律法の下にあるユダヤ人の代表となって、十字架でのろわれた者になることによって、律法の時代を終わらせて下さいました。
それで主イエスを信じるすべての者に、ただで、無代価で、救いの祝福が与えられるようになったのです。

“…神の恵みを無駄に受けないようにしてください。
神は言われます。
「恵みの時に、わたしはあなたに答え、救いの日に、あなたを助ける。
見よ、今は恵みの時、今は救いの日です。“ (2コリント 6:1,2)


(エマオ出版 “聖書教理 Q&A“、“恵みの真理 “参照)


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