うつ病で気付いたこと

私は29才の時、パニック障害を発症しました。 ひとりで外に出れず、また、ひとりで留守番をするのも恐怖で その結果、こちらで生活するのが難しくなり、知人に付き添ってもらい、日本の実家に帰りました。 医者に行くと、うつ病も併発していると言われました。

生きる気力が無くなるとは、なんと辛いことでしょう！！朝、目覚めても、起き上がることができませんでした。 起きなければいけないと思っていても、体は言うことを聞かないのです。 まるで、自分の体ではないようでした。 生きることに何の意味も希望も見い出せず、ただ、一日も早く天国に行きたいと願っていました。 そんなある日の事、天井を見ながら思ったのです。

私は生きたくないのに生きている。

私が動かしているわけではないのに、心臓は動き続けている。

私の意思と無関係に呼吸もしている。

私は私の意思によって生きているのではない。生かされている！！

それは、私がクリスチャンになって一年ぐらい経った頃でしたが、今考えると、あれが、私のクリスチャンとしてのスタートラインだったのだと思います。

（Semakimo)