受講時期:2015 Module 1 & 2
担当教官:Lynall, Matthew
ELIプロジェクトは大きく3つに大別されます。
1: Corporate Consulting: 企業が直面する経営課題に対する提言を行うプロジェクト
2: Lean Launchpad:ビジネスモデルキャンバスを利用したビジネスモデルの立案
3: Tech Commercialization:Purdueが有する特許技術の商業化に向けた提案
守秘義務契約上、プロジェクトの詳細はお伝えできませんが、私が今回取り組んだプロジェクトは「1.Corporate Consulting」となります。大まかな流れは以下の通りとなります。
1. クライアント先決定、チームアサイメント
事前にELIプロジェクト募集要項が通知されるので、興味を持った課題に応募(志望動機、履歴書送付)し、教授が5名のメンバーを選定します。
2. クライアントとのミーティング
プロジェクトアサイン後、まずクライアント先に赴き、経営課題やコミュニケーション方法、利用できる経営資源、ゴール等のすり合わせを行い、課題解決に向け取り組みます
3. 中間プレゼンテーション
我々は教授、クライアントどちらにも中間報告となるプレゼンテーションを行いました。教授に対するプレゼンの目的は、途中経過を報告することと困難な経営課題に対するアドバイスを頂く事。クライアントへのプレゼンテーションは、クライアントが求めているゴールと乖離がないかを確認する意図があります。
4. 最終プレゼン(教授同席)
経営課題に対する価値提言を行い、全ての引き継ぎ事項を簡潔させます。
【プロジェクトの概要について】
我々が取り組んだプロジェクトのクライアント先は、国際的に展開する医療・製薬メーカーであり、主な課題は「R&D投資の費用対効果を測定するフレームワークを策定する」というものです。提言を行うに当たり、ビジネスモデルや商品開発・投資の過程を理解する為に、リサーチペーパーの読み込み、関係者へのインタビュー、個別分析を行うことで、調査→分析→仮設→立証→提言というプロセスを包括的に経験することができました。
【プロジェクトの負荷について】
週に最低10時間程度の時間を割いて取り組むと規定されていますが、これはプロジェクト次第と言えます。我々のプロジェクトでは、最低週1回は起業先訪問(一日がかり)を行い、社員へのインタビュー、電話会議、チーム内ミーティング、プレゼン準備を含め、所感として2クラス分の負荷を感じました。
【当該プロジェクトから学んだこと】
1:国際的大企業で最先端の経営課題に取り組む経験
プロジェクト毎に、ファイナンス、ストラテジー、オペレーション等の色が異なりますが、コンペティティブな環境下で前職やMBAで得た経験を存分に活かすことができます。またクライアントは大企業の重役であり、こうした環境下で最先端の経営課題に取り組める経験はMBAのカリキュラムの中でも稀有な経験と言えます。
2:チーム・クライアント・プロジェクトのマネジメントの経験
・チーム:紛れもなく学期中最も多くの時間を共有するチームメイトとタスクをこなすにあたり、コミュニケーション方法に相応の工夫が求められます。メンバーは教授によって多様なバックグラウンド(国籍・業種)を持った生徒から選ばれるので、チームメンバーから得られる学びは大きく、その効用を最大限にすべくスケジューリングや下準備、議論への参加方法等様々な工夫を行いました。
・クライアント:クライアントとのコミュニケーションについても大きな工夫が求められます。あたり前な事ですが、いくら(我々の視点で)優れたフレームワークや解決策を提言しても、実現可能性やクライアントの意向を反映できていなければ、プロジェクトは成功と言えません。着地点を意識しながら、コミュニケーションに齟齬が無いように企業訪問や電話会議・メール等を行うことで、コンサルタントとして求められる役割を着実に体系だって学ぶことができました。
・プロジェクトマネジメント:当該プロジェクトと同様、他のクラスでも様々なプロジェクトがあり、相応の時間を割くことになります。特にバックグラウンドが異なるメンバーと取り組んでいれば、スケジューリングも困難の一つとなりますし、如何に優先順位をつけて事にあたるか、ミーティング毎に如何にゴール設定をして無駄に時間を浪費しないようにする等、こうしたあたり前なことからも多くの学びや発見がありました。
前述のとおり、プロジェクトの範囲としては、オペレーションから、マーケティング、ファイナンス等多岐にわたります。前職やMBAで得た経験を活かし、またクライアントやチームからも評価してもらうコンペティティブなプロジェクトですので、MBAの集大成として取り組むうえでおすすめの授業です。
担当教官:Lynall, Matthew
ELIプロジェクトは大きく3つに大別されます。
1: Corporate Consulting: 企業が直面する経営課題に対する提言を行うプロジェクト
2: Lean Launchpad:ビジネスモデルキャンバスを利用したビジネスモデルの立案
3: Tech Commercialization:Purdueが有する特許技術の商業化に向けた提案
守秘義務契約上、プロジェクトの詳細はお伝えできませんが、私が今回取り組んだプロジェクトは「1.Corporate Consulting」となります。大まかな流れは以下の通りとなります。
1. クライアント先決定、チームアサイメント
事前にELIプロジェクト募集要項が通知されるので、興味を持った課題に応募(志望動機、履歴書送付)し、教授が5名のメンバーを選定します。
2. クライアントとのミーティング
プロジェクトアサイン後、まずクライアント先に赴き、経営課題やコミュニケーション方法、利用できる経営資源、ゴール等のすり合わせを行い、課題解決に向け取り組みます
3. 中間プレゼンテーション
我々は教授、クライアントどちらにも中間報告となるプレゼンテーションを行いました。教授に対するプレゼンの目的は、途中経過を報告することと困難な経営課題に対するアドバイスを頂く事。クライアントへのプレゼンテーションは、クライアントが求めているゴールと乖離がないかを確認する意図があります。
4. 最終プレゼン(教授同席)
経営課題に対する価値提言を行い、全ての引き継ぎ事項を簡潔させます。
【プロジェクトの概要について】
我々が取り組んだプロジェクトのクライアント先は、国際的に展開する医療・製薬メーカーであり、主な課題は「R&D投資の費用対効果を測定するフレームワークを策定する」というものです。提言を行うに当たり、ビジネスモデルや商品開発・投資の過程を理解する為に、リサーチペーパーの読み込み、関係者へのインタビュー、個別分析を行うことで、調査→分析→仮設→立証→提言というプロセスを包括的に経験することができました。
【プロジェクトの負荷について】
週に最低10時間程度の時間を割いて取り組むと規定されていますが、これはプロジェクト次第と言えます。我々のプロジェクトでは、最低週1回は起業先訪問(一日がかり)を行い、社員へのインタビュー、電話会議、チーム内ミーティング、プレゼン準備を含め、所感として2クラス分の負荷を感じました。
【当該プロジェクトから学んだこと】
1:国際的大企業で最先端の経営課題に取り組む経験
プロジェクト毎に、ファイナンス、ストラテジー、オペレーション等の色が異なりますが、コンペティティブな環境下で前職やMBAで得た経験を存分に活かすことができます。またクライアントは大企業の重役であり、こうした環境下で最先端の経営課題に取り組める経験はMBAのカリキュラムの中でも稀有な経験と言えます。
2:チーム・クライアント・プロジェクトのマネジメントの経験
・チーム:紛れもなく学期中最も多くの時間を共有するチームメイトとタスクをこなすにあたり、コミュニケーション方法に相応の工夫が求められます。メンバーは教授によって多様なバックグラウンド(国籍・業種)を持った生徒から選ばれるので、チームメンバーから得られる学びは大きく、その効用を最大限にすべくスケジューリングや下準備、議論への参加方法等様々な工夫を行いました。
・クライアント:クライアントとのコミュニケーションについても大きな工夫が求められます。あたり前な事ですが、いくら(我々の視点で)優れたフレームワークや解決策を提言しても、実現可能性やクライアントの意向を反映できていなければ、プロジェクトは成功と言えません。着地点を意識しながら、コミュニケーションに齟齬が無いように企業訪問や電話会議・メール等を行うことで、コンサルタントとして求められる役割を着実に体系だって学ぶことができました。
・プロジェクトマネジメント:当該プロジェクトと同様、他のクラスでも様々なプロジェクトがあり、相応の時間を割くことになります。特にバックグラウンドが異なるメンバーと取り組んでいれば、スケジューリングも困難の一つとなりますし、如何に優先順位をつけて事にあたるか、ミーティング毎に如何にゴール設定をして無駄に時間を浪費しないようにする等、こうしたあたり前なことからも多くの学びや発見がありました。
前述のとおり、プロジェクトの範囲としては、オペレーションから、マーケティング、ファイナンス等多岐にわたります。前職やMBAで得た経験を活かし、またクライアントやチームからも評価してもらうコンペティティブなプロジェクトですので、MBAの集大成として取り組むうえでおすすめの授業です。
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