交通事故と闘う

私の父は交通事故に遭い、脳に障害を負いました。加害者は謝罪せず、損保の対応は二転三転..。その「闘い」を綴っています。

高くついた一言

2005-09-30 12:42:33 | 交通事故と闘う
共同通信でこんな記事を見つけました。

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すみません言えず56億円 交通事故の過大保険請求

 交通事故を起こしたのに「ソーリー(すみません)」と謝らなかったために被害者の怒りを買い、英国で少なくとも年間2800万ポンド(約56億円)もの保険金が過大請求されている-。英大手保険会社ノリッジ・ユニオンがこんな試算をまとめた。
 保険金交渉を優位に進めるため、欧米では交通事故で謝ってはいけないと言われるが、実態はまったく逆だった。同社は「謝ろうキャンペーン」を開始、ドライバーに冷静な対応を呼び掛けている。
(共同通信) - 9月30日

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文化の違いもあるでしょうが、基本的に人間として「悪いことをしたら謝罪する」というのは当然ですから、日本もヨーロッパも同じだということですね。安心しました。ただ、日本の場合は「取りあえず謝っておく」とか、「下手に出ておく」ということがありますが、その点欧米では、謝罪と自分の意思表示・自己主張は全く別ですから、その辺は日本人が見習って良いのかもしれません。

閑話休題。父を撥ねた加害者も、私に「すみませんでした」と言ったのは、事故の翌々日のことでした。それも、私がかなり乱暴に問いつめて初めて口にした一言でした。私としては、「なぜ謝らない!?」という怒りよりも、「よく謝らずにいられるな?」という疑問の方が大きかったです。やはりお互い人間ですから、素直に謝っている人と、悪態をついている人とでは、相手に対する「怒りの度合い」が変わって当然ですし、それが刑事罰なり損害賠償額に反映されて然るべきだと私は思います。

最後に、交通事故関連のページは多いですが、「交通事故電脳相談所」という、とある弁護士が開設しているページがあります。そのトップページに興味深い一言が書かれていたので、紹介させて頂きます。
※リンク許諾を得ていませんのでリンクしていませんが、gooで検索してもらうと一発です。


本HPでの管理人のスタンスは「加害者の誠意、保険会社の対応の悪さは法律的に無意味なこととして重要視しない」点にあります。

加害者が誠心誠意謝ろうが、あるいは悪態をついていようが、また保険会社の対応が悪かろうが、そんなものは法律的には無関係、大したことではありません、だそうです。

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1 コメント

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HPへのコメントについて (事務員)
2005-10-06 15:25:06
初めまして、突然の事故でお父様やご家族の方は毎日大変な日々をお過ごしですね。私も20年ほど前に父を交通事故で亡くしましたので、状況は違いますが少しだけお気持ちがわかる気がします。ところである弁護士のHPのスタンスについて掲載がありましたが、私はその事務所に勤める事務員です。感情に流されず、出来うる限りのことをするタイプの弁護士だと思っていますし、この事務所でたくさんのことを教えられ、ここに勤めてよかった、と心から自慢できます。陰日なたのない弁護士で、そのこととあなたが感じられたことは全く別かもしれませんが、どうしてもお知らせしたく私の一存でコメントさせていただきました。お父様が少しでもよい方向に向かわれるよう心よりお祈りします。
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