交通事故と闘う

私の父は交通事故に遭い、脳に障害を負いました。加害者は謝罪せず、損保の対応は二転三転..。その「闘い」を綴っています。

弁護士選任、そして全労済再び

2006-03-08 15:16:57 | 交通事故と闘う
昨日、私たち家族は大きな第一歩を踏み出しました。ある弁護士に、正式に事件の処理を依頼したからです。
正式な契約書へのサインは後日ですが、これで一応一区切りです。

ここまでには、紆余曲折がありました。私たち家族と共に闘ってくれる弁護士を選任すべく、複数の弁護士に電話や面談など様々な形でコンタクトを取ってみましたが、意外なほど、落胆させられることが多かったからです。
例えば、交通事故重度後遺症の損害賠償に非常に力を入れている弁護士と聞き、期待して電話すると、開口一番「賠償金は○○万円くらいですね。あと...」といった返事が返ってきたことがしばしばでした。こちらの意志はそっちのけで、判例タイムズの棒読み?です。依頼者の利益のため云々というよりは、事務的に作業をこなしているようにしか思えませんでした。

私が弁護士を選任するにあたって、訴訟実績も大事ですが、むしろ「人物的に優れていて、我々家族の無念さ・思いを汲んで、共に闘ってくれる弁護士」という条件で探しました。何一つ自分ではできない身体にされた父と、毎日休み無く付き添う母の姿を見れば、決して「金さえ取ってくれれば、後はお任せ」という気にはなれず、むしろ「賠償金が減ってもいいから、加害者が反省するような結果を引き出して欲しい」という思いです。
しかし悲しいかな、「それは法律上...」という言葉で一蹴する弁護士が、あまりに多いのが現実でした。

詳しいことはこれからになりますが、依頼した弁護士は、早速書類集めや諸手続に動いてくれていて、強力な軍師を得たという気持ちです。でも時間の都合や家庭の事情などで、こういった弁護士に巡り会うまで、手間暇を掛けられない人も多々いることと思います。加害者側は何の苦労もせず損保に代理戦争を任せられる、つくづく、日本の交通事故犯罪の「加害者偏重ぶり」を思い知らされます。


さて、弁護士を選任した同日、全労済からも電話がありました。ところが、電話してきたのは担当者のM氏ではありません。また、既に全労済は顧問弁護士を立てて、「以降の交渉は全て当社顧問弁護士のS弁護士と行え」と言ってきたにもかかわらず、なぜか全労済の事務所からの電話です。さらに言えば、「お互い、連絡は必ず文書(FAXか郵便)で」との約束だったのに、なぜか「電話」を掛けてきました。
聞くと、「前任者がこの3月で退職するため、私(J氏)が後任です」とのこと。
それでは...と、こんな風に聞いてみました。

私:「では、前任者のMさんから、どの程度、事件の経過や交渉の進展についてお聞きですか」
後任者J:「大体把握しております」
私:「では具体的にご存じのことを教えて下さい。それによって(ご存じない部分を)お話しますので」
後任者J:「いや、まだよく把握しておりません。」

(゜Д゜)?

私:「では、前任者のM氏から、我々との連絡方法については聞いていますか?」
後任者J:「いえ、特に...」
私:「前任者M氏の言動が二転三転するため、「連絡は必ず文書(FAXか郵便)で」とお願いしてあります。そのことは聞いていないのですか?」
後任者J:「はぁ、何も。」
私:「M氏は次はいつ出勤ですか?その日に私から電話しますから、あなたが横にいて、その場でM氏に問いただしてみたらいいですよ」
後任者J:「既に年休消化に入っていて、もう出勤することはありません。」

(゜Д゜)? (゜Д゜)? (゜Д゜)?


.....何なんでしょうね、全労済って。(苦笑

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