よみがえる鉄門
暖かくなった陽射しに誘われて、穴切神社に行ってきました
北側の高いビルと住宅地の間に挟まれて少し窮屈そうにも感じましたが、
境内は静かで小鳥の声だけが響いていました
鳥居をくぐると甲府市の指定有形文化財の随神門があります。
ぼたんや獅子など見事な彫刻が施され、すばらしい楼門です。
そして、私が一番見たかった本殿は残念ながら塀の向こうに屋根だけしか
見えませんでしたが、桧皮葺の屋根に装飾彫刻が映える、これもまた
すばらしい社殿です。
武田菱が屋根の棟に光り、古くから大切に信仰されていたことが伺われます。
これは重要文化財になっています。
穴切神社は甲府盆地の湖水伝説に関係する神社です。
『甲斐国志』によると、太古の昔に湖であった甲府盆地を、
神々が湖水を抜いて豊かな土地にしようと、最初の神が山の端を蹴破り、
次の神は山に穴を開けて水を落とし、最後の神がその水を富士川へ導いて
川瀬を造ったという話を載せています。
穴切神社は、この二番目の神を穴切明神として祀ったものだそうです。
この辺りの西青沼という古い地名からも、湿地だったことが想像出来ます。
江戸時代、勤番士さんからも崇拝されたといわれる穴切神社ですが、
百石町に所在する城門は「穴切御門」と呼ばれていたそうですよ。
今は建物の陰になって、この場所から甲府城を見ることは出来ませんが、
当時は武家地の屋根の向こうに高々と見えたことでしょう
北側の高いビルと住宅地の間に挟まれて少し窮屈そうにも感じましたが、
境内は静かで小鳥の声だけが響いていました
鳥居をくぐると甲府市の指定有形文化財の随神門があります。
ぼたんや獅子など見事な彫刻が施され、すばらしい楼門です。
そして、私が一番見たかった本殿は残念ながら塀の向こうに屋根だけしか
見えませんでしたが、桧皮葺の屋根に装飾彫刻が映える、これもまた
すばらしい社殿です。
武田菱が屋根の棟に光り、古くから大切に信仰されていたことが伺われます。
これは重要文化財になっています。
穴切神社は甲府盆地の湖水伝説に関係する神社です。
『甲斐国志』によると、太古の昔に湖であった甲府盆地を、
神々が湖水を抜いて豊かな土地にしようと、最初の神が山の端を蹴破り、
次の神は山に穴を開けて水を落とし、最後の神がその水を富士川へ導いて
川瀬を造ったという話を載せています。
穴切神社は、この二番目の神を穴切明神として祀ったものだそうです。
この辺りの西青沼という古い地名からも、湿地だったことが想像出来ます。
江戸時代、勤番士さんからも崇拝されたといわれる穴切神社ですが、
百石町に所在する城門は「穴切御門」と呼ばれていたそうですよ。
今は建物の陰になって、この場所から甲府城を見ることは出来ませんが、
当時は武家地の屋根の向こうに高々と見えたことでしょう