8/17.タコノアシは白い小さな花が付いていました。
タコノアシはタコノアシ科タコノアシ属の多年草。
タコノアシ属は、2-3種が東アジア・北アメリカ東部に分布。赤い実を付けた姿がタコの足のようになることからこの名があります。
かつてはユキノシタ科とされていました。
花の形態などはベンケイソウ科にも近く、ベンケイソウ科に入れる説もあった(ただし多肉ではありません)。
APG植物分類体系では、独立のタコノアシ科(Penthoraceae)とし、ユキノシタ科およびベンケイソウ科と共通のユキノシタ目に入れられています。
日本のほか東アジア一帯に分布し、湿地や沼、休耕田など、湿った場所に生育。
晩秋になると蒴果が熟し、また全草が紅葉します。(ゆで蛸のように)。
元来は河川下流域・河口域の湿地、水田周辺などに生育していたものでそう珍しいものではなかったが、そのような環境が喪失したことが減少の大きな原因とみられます。
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)に指定されています。