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こたちゃんのブログ

バレエスタジオのことを中心に、思いのままにつづっています♪
よろしくお願いします☆

ザバレコン準決戦進出

2019-09-19 16:03:35 | バレエ

先日の三連休、豊中市で開催されたザバレコンに生徒たちが初出場。

初日は高速が事故で渋滞で焦りましたが、なんとか9時には到着。

受付は場当たりの2時間前しかできず、楽屋にも入れないのでロビーでメイクをして受付待ち。


保護者は入れないのでそこからは付き添いの先生のみで準備です。

予選は生年月日若い者順で、なんとうちの生徒が一番!

初めてのコンクールで一番とはまたなんと(´д`|||)


勝手が分からない生徒たちはレッスンも浮き足立って、うろうろ。

なんだかんだのんびりして、結局ほとんど自習出来ないまま場当たりの時間が。


場当たりもみんな一斉にするのでしっかり把握しないと焦るばかり。

負のスパイラルにどっぷりはまっておりました( ̄▽ ̄;)

ガッチガチに緊張している子、もう心ここにあらずな子、欲張っちゃって上擦る子。

まぁ、初めての体験。完全アウェイなので仕方ないですが。


よく予選通過したなと逆にびっくりです。


さて、今回の反省点として、生徒には伝えたのですが、一番は自分がどんな風に踊るのか、何を大切に踊りたいのか、ビジョンが出来ていないということです。

こういう風に見えているだろうなと予測して踊るってことが出来てないのが、場当たりの下手さにも繋がってるかなと。

これまで会った事の無い人たちといきなり対戦、相手がどんな武器を持っているのかも分からない。
これじゃ怖いですよねー、そりゃ。


昔、私が学生のころ習っていた先生は、コンクールが嫌いでした。縁故があったり、回数出て顔を覚えてもらってやっと受かるものだからって。


でも、そうじゃない。
回数出るのは相手の武器が分かって、自分がそれに対抗出来るものがなかったらそれを手に入れるまで努力する必要があるから。


普通の舞台は競わず、みんなで一丸となってお客さんに楽しんでもらうけど、そこはコンクールとは全く違うところですよね。

それを分かって納得してたらちゃんとチャレンジしてたかな、きっと。

チャレンジってしていかないともう勇気が出ない。
その積み重ねの人生と、失敗を恐れずチャレンジする人生。
結構違ってくるんでしょうね。


さて、大きな収穫は、その上手な人達をちゃんと意識したこと。

バリエーション大会などでも上手い人が出てましたが、別物って感じてましたが、ちゃんと脅威として感じたみたいです。


人の実力を自分の物差しで図ることからきっと新たな挑戦が始まるんでしょうね。


みんなよく頑張りました(*^_^*)

バレエを通して伝えたいこと。

2019-09-08 18:02:07 | バレエ
いよいよ後一週間でみんなにとって初めてのコンクール出場。

やはりバリエーション大会とは違って私も生徒も後もう少し上まで行こう!というつもりで日々励んでいます。



よく東日本大震災が起こったあと、芸能界の皆さん、歌手の皆さんが『歌なんて何の役にも立たないんじゃないかと悩む』といったようなことをコメントされていましたが、バレエを教えていてそれをいつも私も考えずにはいられません。


男性はまだしも女性なんて踊りで食べていくなんてホントにほんの一握り。

バレエ教師になるといってもこれから先少子化が進み、乱立するバレエスタジオで生徒の取り合い。

塾に通って勉強して、良い学校でて就職する方がよっぽど安定しているでしょう、きっと。


でも、それでもバレエ好きになっちゃったんだもん、仕方ないですよね。


だから、いつも生徒に最優先で伝えたいことは、好きになったものに対して恥ずかしいとか、失敗するのカッコ悪いとか思って手加減するなってことです。


大好きだからこそ、上手くなるために、なりたい自分になるために努力出来る。


努力の仕方を学んで、それだけ努力出来た自分に自信を持って、将来の自分への投資をする。


悩んだり迷ったり立ち止まったりする事もあるし、それも無駄じゃない。

一歩進むための大切な休息。


だからこそ、休んだらちゃんとリセットして前に進める力をつけて欲しい。


私が誉めるときは、みんなのその努力と工夫に感動するから。

だから、なんとなくうまいことやって、その場しのぎでごまかさないでね。


出来ないことを見なかったことにする事も、向き合って解決していこうとするのも本人しか出来ないことで、やっぱり私はそのお手伝いしか出来ません。


だからこそ私は私なりにそのお手伝いが良い案配で伝わるように工夫して、自分で検証します。


暑苦しい先生だろうなぁといつも思うけど、AIと人との違いはやっぱり心だしね。

なので、巧いとか下手だとかじゃなくて、自分に向き合えるかが大切だと伝えたいです。

2日連続のソウダバレエスクール公演に行ってきた

2019-07-15 19:35:23 | バレエ

7/12、13日の金曜土曜日二日間ソウダバレエスクール45周年記念公演と発表会があったので観に行って来ました。

場所は尼崎アルカイックホール、1800席くらいはあるはずですが、初日のジゼル公演はヒューストンバレエのプリンシパルに昇格した飯島望未ちゃんと、ご存じ清水健太様。ノゾはインスタグラムでも知られているし、シャネルのモデルや雑誌の表紙を飾ったりバレエ以外でも活躍していることもあって一階席はほぼ満席。
受付お手伝いしましょかっていうくらいの長蛇の列で、開演は10分ほど押してしまいましたが、逆にこれで済んで良かったねって感じでした。

今回のジゼル、実は18年前にミューズ公演として、康村和恵ちゃん、デレビアンコのドレスデンペアが主役で上演しています。私も当時はミューズ公演に出させていただいてたので終電までリハーサルを重ねてたことが今でも記憶に残ってます。

さて、今回のジゼル、前回と大きく違うのは出演者がスクールかオープンかってところなんです。

大人がするから良いとか悪いとかじゃなくて、オープンクラスってそもそもひとつのクラスで、まぁ、ある意味対等で、その中で実力があるかないかが概ねモノを言うと思うんです。
もちろんレッスンティーチャーと懇意だとかもあると思うけどあの時のミューズのオープンクラスってそれはそれは人数も多くて、オープン自体が珍しい時代だったからとってもエネルギッシュな環境だったと思います。
もちろん当時もスクール生が出演してましたが、一幕は特にオープンメンバー。

だから、たとえ和恵ちゃんでもデレビアンコでもやっぱり大人同士対等な感じなんですよね。

その点、今回はペザントも卒業生ではあるけどジュニア生にしてみればあんまり見たこと無い人。
なんだかそんな距離感が残念ながら垣間見られちゃって勿体なかったです。


とはいえ!
ノゾのポアント音ならな一い!とか、照明超キレイ!とか、アルブレヒト驚異のシス48回!とか。
十分『スゴーイ』を堪能してきました。
その中で1つだけこれ絶対!
田島和実さん演じる、ジゼルのママ、ベルタ。
和実さんのお嬢さんも知っているだけに、
『あー、ゆーはちゃんはこうやって和実さんに愛されてるんだなー』って、母の愛を実感して、ジゼルが死ぬときの、何もしてあげられなくて、救えなかった感じが今でも忘れられず、というか、思い出すだけで泣けてきます。
ジゼルはなんでベルタの手を振りほどいたんだろうね。

それから2日目!
発表会の方。
秀逸というか、久しぶりに日本人でしっかりした体(結構日本人って細すぎたりするから)、柔軟な体を隅々まで使いきって伸びやかでパワフルでスッゴかったのが藤井彩嘉ちゃんのコッペリア。抜群のコントロールで、多分一人でパドドゥ出来る(笑)しかもあと五回くらいは連続で(笑)
オシポワみたいなジャンプするから必見ですよー!
あと、オーストラリアバレエ学校所属の池田紗弥ちゃんのクルミ、スロバキア国立劇場バレエの佐藤玲緒奈ちゃんの振り付けFURERUは出演者全員がコンテを踊りなれていて、作品の意図を理解して踊っているので、長めの作品ながら惹き付けられる作品でした。

テクニックはもちろんのことながら、それだけにとらわれず、作品を表現することが出来る人達に感動。

そして海外で活躍しているみんなを関西にいながらにして観られる凄い機会に感謝です(*^_^*)

ノゾ顔半分!

2019-07-07 09:07:18 | バレエ
近年モデルやCMでも大活躍、また、ヒューストンのプリンシパルに昇格された飯島望ちゃんが、宗田バレエ45周年公演のため帰国。

先日ミューズで会えました〰️\(^_^)/
相変わらず軽やか(*^_^*)
でもすごくおねえさんになってて(私が言うなって感じですけど)今からジゼルが楽しみです(^_^)

7月12日金曜日アルカイックホールです(^_^)

因みに写真ノゾと一緒に撮ったらヤバいからちょっとでも後ろにと思ったんですけど、全く無理でした(^_^;)

初めての日展

2019-07-01 12:48:29 | バレエ
先週水曜日になりますが、ふと地下鉄で広告を見て、ふらーっと行ってきました、初めての日展。

これまで美術館に行くと言えばお目当ての絵があったり、やれ若冲だとかやれ等伯だとかフェルメールだとか、誰もが知ってるようなものしか行ったことがなかったのですが、ここ最近、古美術商の方とのちょっとしたご縁から現代の日本人画家の絵を目にする機会が何度かあり、名前は知らなくても自分が良いと思う物と出会えるのか試してみたくなって大阪市立美術館に行ってきました。

第一印象どれも作品が大きい(*_*)

あんなに大きい作品ってあんまり見ないからただただ見上げておりました。

さて、門外漢のド素人が観た日展。正直いうと疲れました。どやさどやさって主張しすぎているものもあって、特に2階は何故かアニメっぽいものとおどろおどろしい物とで、ちょっとしんどくなりました。
2階は日本画のはずなのに予想していたものと全然違う。
世界観前面押しなのが意外でした。


洋画もきっとこれまでに色んな技法とか出切ってしまってるんでしょうかね。
結局その人が何を切り取ってどう表現するか、ほんとに難しいんだろうなーってつくづく思いました。

一番面白かったのは焼き物とかの工芸品部門。
分からなすぎて、でかいなーとかそんな感じで飽きずに見られます(^_^;)


さて、逆に一番見方が分からなかったのが彫刻。
なんせ私の中の彫刻はOne&onlyでミケランジェロのピエタなんです。だからあとは何がいいのか分からない。
あと日本にはたくさんの仏像とかがあって、きっと私にとっては祈りの対象なのかもしれませんね。

これまで観てきた作品と言えば概ね亡くなってる作家さんのものなので、現役で活躍中の方ってそう言えば初めてだなーと。

芸術っていろんな分野がありますがどれもきっといばらの道。
観る人のこころが震える作品が生まれますように✨