雨日記

雨とイギリスとアートにおけるコーヒーなはなし。

眠れぬ夜は。

2006-05-31 10:35:44 | Weblog
たまに眠れない夜があります。

別に、恋の悩みとかではまるでなく
普通に、眠りにおちれない夜があります。

昔はこんなことなく
5分あれば どこでも いつでも たとえ昼寝したとしても
気持ちよく眠りにはいれてたけのだけど


眠れないときに
考える事
懐かしいこと 季節のはなし 周りの人々のこと

考えだしたら眠れるきなんてしなくなる。

音楽が感傷的な気分に拍車をかけて
センチメンタルな 窓からはいってくる 街頭の灯り

なんて気分になったりしながら。


最近妙に懐かしい気分になります。
それは多分、もうすぐ日本にかえるから

皆様元気でしょうか 僕は元気です 
ちょっとはかわってるけど いろいろと相変わらずです。

お土産は
たぶん僕のはなしで勘弁して下さい。

日本の夏の夕暮れに
皆に会えるのを

楽しみにしてます。


ドリーマーズ 部屋の中

2006-05-30 10:43:06 | Weblog
最近たてつづけに良い映画をみた。

そのひとつ

ドリーマーズをみて。

監督はあのラストエンペラーのベルナルド・ベルトリッチ。
舞台は1960年代のフランス。

アメリカからフランスの映画学校へきたある青年が
パリで出会った男女の双子に出会い、一緒に暮らし始める。

そのなかで、一番おもしろい
というか 共感できたことをひとつ

彼らは、革命運動で騒がしいパリの街もなかで
自分らのアパートの部屋で淫らな事をし合ってダラダラと日々を送る。

その部屋の中で
その閉じられた 安全な とても心地よい 空間の中で

彼らは
自己を主張し、世界を嫌い、映画を愛し、お互いをおもった

でもそれはあくまでも
閉じられた、邪魔の入らない、どこにも繋がってない世界のなかのはなし。

敵のいないとこでなら、いくらでも偉そうに考えを外に出せる
でも、そこで口から出てる事は本当の考えなのか ただのかっこいい理想なのか。


彼は言う。
本当にそうなら、外に向けるべきだ。


いつかは外へ そこから外へ

それがいつまでも子供じゃいられない ということ。
それがいつかは大人にならなければいけない ということ。

自分のなかで世界が広がると
沢山のものが 
拒否しても 平気な顔して入ってきて
色々かきまわして ひっくりかえしてくるけど

そういうことを通してこそ自分のものを見つける事が出来る。
それはとても素晴らしい事。


自分の部屋で ひとり
コーヒーを飲んで、好きな音楽聞いて
やっぱり一番おちつける閉ざされた空間

それはそれとして 大事にたいな。



だから
外に出て 自分を沢山かきまぜてきたら
そこの空間で、コーヒー飲みながら整えればいいともう。
そうすればいいとおもう。






ふわふわ ゆらゆら 週間。

2006-05-21 10:18:33 | Weblog
雨が

この一週間続いています。

これがイギリスの天気なのだ

といわんばかりの空模様で 雨ときどき晴れのち曇りのち晴れかと思いきや雨。

傘持ってきてよかったと思った五分後には
なんでもってきたんだ、このあほ てな具合に振り回された今週。

まったく ふわふわ ゆらゆら うわっついた感じなのです。

明日は日曜 予定もなし 

そうとなれば腰を落ち着かせて
部屋で頭を働かせつつ まったり創作をしよう。

そうとなれば明日はまだ雨でもいいな
夕方に雨が上がったら最高だなー。


こっちにきて良かったと思った事のひとつ

雨上がりに空をみていると
雲が重なり合ってる隙間から 太陽光が
光の筋をつくって入ってくる のが、みれること。

今日みました。できれば明日もみたいなー

そろそろ いろいろ 始めます。




読み返し。

2006-05-14 10:00:04 | Weblog
いまだにふねけてる ごろごろ 
でもまだ前の余韻かなにかでごろごろしてると
どこかで不安になってるときがある

これはよくありません。

切るときをつくんないと
入れるときにまいってしまうし
なにより、僕はもともとその空気を入れ替えるの時間が大好きなのだ。

今日は昔懐かしい本を読んだ。

吉本ばななさんの本で、これを読んだのはちょうど
本を読み出しました てな時期だったと思う。

高校でてちょっとのときだから 多分二年前くらいだと思う。

その頃から今までを思い出して

この二年というのが
驚くくらい長く感じたり もう二年なのか でも 同時に
驚くくらい短くも感じる まだ二年なのか

その間に色々なものが変わってきた 感性も 性格も 考え方も 周りも

変わった てよりも 変わってきた
changed じゃなくて have changed なのだ 

こっちにきてから昔体験したものを今もう一回体験することがある

体験するものは 映画だったり 音楽だったり 本だったり 絵画だったり 人間関係までも含まれるんだけど

自分のそういったものたちは ここ3、4年の間に急激に積み上げられた
その前の人生よりも ここ3、4年の間の方が自分とそのまわりのそういったものたちのことを本気で考えた。

だから、その期間での色々な体験は自分の中でかなり大事なものとして扱われてきたし
それをけっこう信じていたと思う。 

でも実際に どうだろう 

だって実際全然ちがうんだよ 
今、同じものを体験しても 
もう 前のようにはとらえる事は出来ないんだな これが

昔は ガーン て揺り動かされたものも 今だと ねえ

こう書くととてもマイナスでネガティブだ でも実は

昔は ヘー ぐらいだったものに 今 それはもう ガーン といかれてるときもある訳で

だからさ
これは + でも - でもないってことだ

これに対して 成長 というというには、とてもポジティブすぎると思う
けど
ただ 変化 といっても、それだけじゃないんあだよなあ て突っ込みたくもなる


諸行無常って なんか 聞き慣れすぎて なにかかっこいい響きに聞こえたりもするけど

俺は結構おっかなく思える
でも
こうじゃなかったら、それはそれでつまらんことだな とも思うし


日々変わってくと思うけど
映画とか本とかは ただ その表面のはなしで
もっと奥のことについていうとしたら

芯があればいいと思う
自分にはまだないから 徐々につくられて行けばいいと思う
それで自分の大事な、揺るがしたくない事を芯にできればなおさらいいと思う。

今日本を読み返して やっぱり昔の感覚とはちがう
でもやっぱり ガーン てきて そしてそれは前とはちがうとこを 吹き抜けて行ったので

すこし複雑でも とても良い気分でした。
ここは大事にしよう 

だから いうなれば
大事なものを丁寧に扱いながら日々楽しくやってけたらいいと思う。本当にそう思う。

 


これからのはなし。

2006-05-12 10:05:22 | Weblog
とりあえず。

希望通りにことがすすみ

来年の進路がきまり

外はいつのまにか夏のような暑さです。

来年は、
というか今年の秋からは
ロンドンの学校 それも中心の中心

期待が9で不安が1
うれしさ7でふぬけが3

初めての都会暮らしとなるけど
お金がね 空気もね 治安がどうとかもろもろ
楽しい事ばかりじゃないけど

それをかこっちゃうくらいの 刺激と 成長の日々
期待しよ。 
裏切られるのは百の承知
この言葉、文にするとこっけいだな

上にも書いたけれども
ふぬけです 
でも たまには許してみよう
漫画と文庫本とCDと とても良質なものをためこんでたからね
ほくほく うれしいなー

ぎらぎらさせたものを
一回おろしてみて 窓を開けて 風を通して
もう一回はじめから

こんどは少し角度を変えてはじめてみよう。

それでもって、季節が変わるよ。


気づけば、
ここの生活もそろそろ終盤です。






ユーミンと陽水な天気。

2006-05-05 09:54:14 | Weblog
今日は、ぽかぽか。

25℃って予報ではいってたけれど
実際はどうなのでしょう。

結構あついくらいで
最初にぽかぽかってかいたけど

実際はもっと
ふわーっとしたなまあたたかい空気で
そこに
さらさらとこれまたなまあたたかい風がながれてきて

もう頭は働かず
目は半開き 口も半開きで

全体的にフィルター通したような
すこしかすんだような とても気だるいけど それでもさわやかな

なんかね、うれしいんですよ。こういう空気って。

ユーミンとか陽水のスローナンバーがききたくなる
なぜでしょう わかりません

4日後はこっちでの大学受験です。
自分の周りでは友達の進路が着々と
成功も残念もありますが
それはもう着々ときまっています。

なぜ、時間ってあっというまにすぎてくなあ、てことを
毎年、毎月、
飽きもなく思うのだろう

そして、いつも、
学校なんてただの通過点だって人には言えるのに
なぜ、自分ではあせったり、余裕かましたり、ぐらぐらなんでしょう

客観的に自分のことを考えるのは不可能かもね

どうなるのか この人生
なんて考えても どうせ毎日答えはかわるし

だから、まあ、こんなに楽しみで、憂鬱で、幸せなんでしょう。

どう転んでも
結局は好きなようにころころころがってくのだから

未来はあかるいなあ。

同じような事をコーヒー飲みながらよくかんがえたりしてる、ここ最近。



弟の話。

2006-05-03 10:09:19 | Weblog
自分は、双子の兄で、

だから
同じ歳の弟がいるのです。

一卵性双生児で
でも全然にてなくてね。

やつとは高校まで同じとこにいってしまって
ずっと同じだったんだけども

この1、2年で
彼は東京の美大へ、俺はイギリスへ
いろいろ変わってきたわけで

そしたら、こないだメールで

俺の名前で検索かければ今やってるグループ展みれるよ

ときたので、早速調べてみると

あー、悔しいけど
鳥肌たってしまった。だって、すごく楽しそうな事やってるから

その後、二日くらい自分にたいして
へこんで、焦らされて、はては遠い将来について考えにふけってしまった。

どんなアーティストの作品よりも


直撃で刺激がくるんですね。

いつも自分たちでは大して特別ではないと思ってるけど
こういうときに、とても不思議な気持ちになる

ペアルックのころから早10年ちょっと
この関係の今後が楽しみです。