雨日記

雨とイギリスとアートにおけるコーヒーなはなし。

ロンドン、梅雨の明け方。

2007-05-22 09:21:21 | Weblog
ここのところイギリスは梅雨でした。
だいたい二週間くらいなのかな。ぽつぽつとさめざめと。
その雨週間も多分今日でしまいです。
明日は晴れマークがつき最高気温は22度。
なんとなく、なんとなく明日から夏な気がする。

季節の変わり目には長めの雨がふる。
日本もそうだったっけか。
明日から、夏。まだ六月も入ってないのにね。

なんで、このブログを始めるとき、雨日記って名付けたんだろ。
思い出せないけど。
ロンドンはべつに言われてたほど雨は多くないね。
極端に雨都市なわけではない。
でも、通り雨は多い。ほんとに通り過ぎる雨。

だから、こっちにきて雨宿りをすることをおぼえた。
日本って、雨が降る日はちゃんと雨が降る日だった。
どんなにいくら待っても雨がやまない日。
だから、どこかで雨がやむまで待とう、てことはしなかったな。
でもここだと、雨は降るというか、上をわたっていく感じがする。
すらーっと、つらーっと。

雲の動きがやたらと速いことと関係してるのだろうか。

そうそう。だから、そうやって雨が降ってきても、屋根のあるとこで待ってればそのうち通り過ぎていってしまう。ややや、とそろってむこうにいってしまう。たまには雲ごと持って、晴れ間を残していってくれたりする。

そうゆう通り雨都市で暮らす人は傘を持たないのだと。そういうことだと。


雨と都市って、とても僕は好きだ。
東京の雨も、雨の東京も好きだった。
新宿も田端とかの下町も、雨が似合う奴らだ。
ロンドンの雨も、雨のロンドンも好きだ。
ビクトリアン調の建物も、でかくてストイックな橋も、なかなかのものだ。
雨がいってしまったあとの、濡れたアスファルトのきれいさも、未だに見飽きていない。

いろいろと、雨をテーマになにかを作ってみたりもした。
絵を描いてみたり、映像を撮ってみたり。今は雑誌を製作中で。
それらは皆、それぞれちがった角度から雨にむかって作っていたけれど
どこかに共通した、雨に対するあこがれと親近感の間のようなものがあると思う。



夏場はそれほどロンドンでは雨が降らないものらしい。
それはそれでいいのだ。だって、降ったら降ったで色々面倒だしね。
それでも、たまにやってきて気まぐれに通り過ぎる雨を、自分に都合の良い理由にして、なにか楽しいことをしたいものだね。まったくまったく。





オモテ裏

2007-05-09 08:53:08 | Weblog
まず表を知る

それをもっと知っていくと

その内、裏を知る

裏はとても強烈
今までのことをまとめてひっくり返してしまうほど
ラフで根強く粘りを見せる

そのため裏がすべてをとりこんで
もうそのときは表は見えない

でもそのまえに
表ってそこまで軽く嘘ばっかだったっけか

そこに気づくことはとても重要な気がする。


アメリカンビューティーと空中庭園に
そういうことを見せられた気がした。