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世界の中心で、愛をさけぶ

2004-07-12 21:36:56 | 映画2004
最初にこの映画を観たときには、原作はもちろん未読でストーリーもさっぱり知らない状態であった。したがって柴咲コウ演ずる律子の役割や演技についてついていけなかったのだ。しかし、2回目を鑑賞すると、彼女の冒頭の涙するシーンにも感動出来た上、余裕を持って映画のストーリーを追うことができた。唯一この映画の失敗は、製作者側が「ベストセラーなんだから、みんなこの物語を知っているであろう」と考えて作ったことにあるのかもしれない(推測ですが・・・)。つまり、原作を知らない者に対して不親切な作りになっていると思われるのだ。

賛否両論となっていますが、私がこの映画を評価するのは、長澤まさみの断髪、キャスティングの妙、そして好きな映画へのオマージュです!

髪を切ったという点は誰もが認めるところであろうし、大沢・森山が似てるという点も皆が評価するでしょう。そして、サクの好きな映画は『ライト・スタッフ』『ドラゴン怒りの鉄拳』『明日に向かって撃て』と、ちょっとおかしなチョイスであるが、アキの好きな映画が『小さな恋のメロディ』『ローマの休日』『ベン・ハー』なのである。このうち、夢島のホテルの廃屋や「結婚する」という台詞そのものが『小さな恋のメロディ』のオマージュになっている気がするし、原作にはないスクーターの二人乗りがまさしく『ローマの休日』のオマージュになっているのです。冒頭のスナックの名前が「Enter The Dragon(燃えよ!ドラゴン)」であることもオマージュになるのかもしれない。
2度目の鑑賞で新たに発見したことといえば、小学生時代の律子の子役に柴咲コウとそっくりの黒子がメークされていたのを発見したことだ!(つまらないところに気がついてしまった・・・)。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (takeratta)
2004-07-15 10:47:16
takerattaです。

TBだぶってごめんなさい。不要分が削除できたらお願いします。



好きな映画のオマージュ、takerattaも見つけては、ほぉーって感心しました。

細部に行定監督のこだわりが見えた気が致しました。
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Unknown (kossy)
2004-07-18 09:14:47
こういうオマージュがあってこそ、

映画の面白さが増すんですよね♪
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ほくろ、、 (kyoko)
2004-07-21 07:00:24
ほくろに気が付かなかったんですよ。

くやしい、、

機会があったらもう1度観たいです。

アキのすきな映画、思わずクスッていう感じでした。

可愛いだけの女の子じゃないんだなっていう気がして。

原作を先に読んだあたしには律子は自然に入って来ました。

当然そうなるであろうと予測した、サクの過去にイヤな感じの嫉妬のようなものがないのが嬉しかったんだけど、有り得ないような気もした。

それにしても律子の足はあの交通事故だったのか~と思うと今でもじわ~っとしてしまう(笑)

kossyさんがこれから原作を読まれたらどんな感想になるのかなとちょっと興味(#^.^#)

それにしてもblog、よくわかりません、、

使いこなせない、、

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残暑お見舞い申し上げます。 (takeratta)
2004-08-10 20:16:18
takerattaです。

残暑お見舞い申し上げます。

ドラマ版が始まって、毎週みては泣いたりしております。

また原作や、映画の脚本との違いを堪能してはそれぞれのよさを再確認したりもしています。

#ページURLが変わりましたので、改めてTBを飛ばさせていただきました。ご了承願います。
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よくわかりません (新聞記者)
2004-12-22 09:43:59
ちょっと感動できなかったです。期待しすぎてたかもしれないけど、いまいちと感じてしまいました。病気で外に出れないアキを、なぜ命の危険まで冒して「世界の中心」につれていこうとするの? 彼なら、彼女の命を一番に考えてほしいな、と思っちゃいました。原作を読んでないからかもしれませんが、「なぜ世界の中心がエアーズロックなの?」とも思ってしまいました。 
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世界の中心 (kossy)
2004-12-22 11:10:37
>新聞記者さま

う~ん、確かに危険な行為でしたが、死期がせまってることはわかっているのだから、そこへ行くことが彼女の希望であったのだろうし、死を覚悟して行こうとしたのでしょうね。

地球のへそと呼ばれてるんじゃなかったでしたっけ?

ドラクエだっけ?それは・・・
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これは原作とは別物と考えなければだめですね (うー)
2004-12-22 17:07:44
私は原作が好きです。

映画のほうはほくろ、最初から気づいてちょっと笑ってました。

よくよく見ると設定に無理があるところが結構あって、(まだ出てないアルバムの曲のテープを聴いてたり、HRVが走ってたり)渡辺美里のラジオとかそういうところにまで時代背景をこだわってくれるのならもう少し佐野元春とか大江千里のことも研究してほしかったですね。

そして大人になったらどうしてこんなに変わっちゃうんだろうって高校生時代がなんとも言えなかったです。

この作品は原作派、映画派、ドラマ派と派閥が分かれるみたいですよ。

友達では3回映画見た人もいるから人それぞれなんでしょうね。
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なるほど (kossy)
2004-12-23 01:43:09
>うー様

貴重なご意見ありがとうございます。

HRVが走ってましたか・・・するどいですね(笑)

アルバムまではわからないなぁ。



俺は映画しか観てないので何とも比較のしようがないのですが、「好きな映画」のやりとりがすごく好きだったのです。レビューにも書いた映画へのオマージュが微笑ましかったので、ついつい4点に。

テレビ派の人はどんなところがよかったのでしょうね・・・1回目だけは見た!
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Unknown (experience#21)
2005-06-23 19:44:15
オマージュも込められていたのですね!知りませんでした。キャスティングの勝利とは僕も思いますが、本より映画のほうが断然面白かった思います。
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オマージュ (kossy)
2005-06-23 20:27:45
>experience#21様

オマージュが見つかると、映画鑑賞もマニアックな面で楽しくなります。

行定監督は「GO」でも「ドラゴン怒りの鉄拳」を使ったとか・・・って俺は覚えてないのですが・・・色々発見できると自慢できるかも(笑)

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