いつ殺人事件が起きるんだ?!と中盤過ぎるまでイライラ感が増すばかり・・・そして、いよいよ犯人は誰だ?!と、想像力・推理力という脳内の片隅に格納されたモノを引き出すと同時に“偉大なる謎”によって奈落の底へ突き落とされたような感じ・・・
もしかして自分だけ理解できなかったのか、頭が悪かったのじゃないだろうか、と心配したけど、皆さん謎だったみたいですね・・・ホッ。とにかくストーリーそのものを謎のまま残して、観客にアレコレと想像させるのが狙いの映画(原作も似たようなものか?)でした。しかし、誰も文句を言わないところは、さすがオゾン監督なのだが、正直言って『8人の女たち』も『まぼろし』もビデオに録ってあるが未見のまま・・・唯一観たことあるのがリュディヴィーヌ・サニエも出演している『焼け石に水』だったりする。もっとオゾン監督作品を観たくなってきた。
【ネタバレ注意…個人的見解】
終盤、フランクの死体を物置小屋で発見したのに、その後、プールサイドでのジュリーとフランクの濡れ場シーンに戻り、プールのそばにサラとジュリー共同で死体を埋めるという映像。果たして、どちらかが小説の中味、若しくはサラの妄想であろうことが想像できたが、ラストになってまた混乱してしまう。ジュリーではなくジュリアという歯の矯正ソバカス娘が編集長ジョンの本当の娘。別荘だって全くの別物だったということは、全てが小説に書かれていることなのでしょう。後から色々と考えた結果、「ジュリーは自由奔放、ふしだらすぎて毛嫌いすべき娘」だったが、自分にも落ち度があり、愛情の足りない性格を直して最終的には「憎むべきはジョンであって、娘のジュリーには罪はない」と考え始めた。それが二つの死体の意味するところであり、最初は「ジュリーが殺したんだわ!」くらいの気持ちだったのに、「一緒に死体を埋めましょう」と協力的に、そして使用人に死体を発見されそうになったら、自ら体を張って出た!と、このように偏屈で高慢な小説家が徐々に愛情溢れるくらい精神的に成長する過程を表現したのではないでしょうか。そうして、ちょっとだけジョンを裏切った形で出版社を変え、「スイミングプール」を発表した。
全体的には、エロチックシーンやシャーロット・ランプリングのきわどいヌードも全て綺麗なプールサイドの中に溶け込んでしまい、いやらしさが感じられない・・・これが良かった。
★★★★・
・スイミング・プール@映画生活
もしかして自分だけ理解できなかったのか、頭が悪かったのじゃないだろうか、と心配したけど、皆さん謎だったみたいですね・・・ホッ。とにかくストーリーそのものを謎のまま残して、観客にアレコレと想像させるのが狙いの映画(原作も似たようなものか?)でした。しかし、誰も文句を言わないところは、さすがオゾン監督なのだが、正直言って『8人の女たち』も『まぼろし』もビデオに録ってあるが未見のまま・・・唯一観たことあるのがリュディヴィーヌ・サニエも出演している『焼け石に水』だったりする。もっとオゾン監督作品を観たくなってきた。
【ネタバレ注意…個人的見解】
終盤、フランクの死体を物置小屋で発見したのに、その後、プールサイドでのジュリーとフランクの濡れ場シーンに戻り、プールのそばにサラとジュリー共同で死体を埋めるという映像。果たして、どちらかが小説の中味、若しくはサラの妄想であろうことが想像できたが、ラストになってまた混乱してしまう。ジュリーではなくジュリアという歯の矯正ソバカス娘が編集長ジョンの本当の娘。別荘だって全くの別物だったということは、全てが小説に書かれていることなのでしょう。後から色々と考えた結果、「ジュリーは自由奔放、ふしだらすぎて毛嫌いすべき娘」だったが、自分にも落ち度があり、愛情の足りない性格を直して最終的には「憎むべきはジョンであって、娘のジュリーには罪はない」と考え始めた。それが二つの死体の意味するところであり、最初は「ジュリーが殺したんだわ!」くらいの気持ちだったのに、「一緒に死体を埋めましょう」と協力的に、そして使用人に死体を発見されそうになったら、自ら体を張って出た!と、このように偏屈で高慢な小説家が徐々に愛情溢れるくらい精神的に成長する過程を表現したのではないでしょうか。そうして、ちょっとだけジョンを裏切った形で出版社を変え、「スイミングプール」を発表した。
全体的には、エロチックシーンやシャーロット・ランプリングのきわどいヌードも全て綺麗なプールサイドの中に溶け込んでしまい、いやらしさが感じられない・・・これが良かった。
★★★★・
・スイミング・プール@映画生活
そんなに込み入った話になっていたとは。。もう一度みてみようかな。
8人の女 は 好きな映画です。是非見てください。
「まほろば」は切ないです。歳をとってから事故で連れ合いを亡くすものでは無いと思いました。
シネモンドは遅い公開だったけど、
半年遅れというのもね・・・
カレンダーガールズが未だ公開されないのもなぁ・・・
この映画は本当に色んな解釈があるようですよ!
様々な意見を集めるというのも楽しいかもしれません(笑)
『8人の女』、是非観ます!
プールは8月に見ています。金沢で上映予定がなかったので福井で見てきました。
推理作家は殺人も てきぱきできるんだとか、
ジュリもこの男に困っていたから死んでほっとしたとか 素直に受け取っていました。
確かにしみそばかすの女の子が出てきましたが、あれだけ太陽に当たると しみもできるだろうなぁ と 言う具合に 全てを肯定してしまいました。 ものすごく単純な映画見ていました。
どうなんすかね?たしかに謎が多かったけど、OKでしたね。やっぱオゾンはいい意味で変態だと思います。僕は「焼け石に水」が一番好きです。
カレンダーガールズはもうDVDになってるらしいですよ。
借りてこようかなぁ・・・
福井まで観にいった!?
すごい。
やはり普通の映画ファンではないと睨んだとおり。。。
また情報交換いたしましょう~
>ジョウ様
俺もこの映画でファンになりました。
フランス映画ではルコント監督もいいですね~
もっと観て勉強します・・・
ミステリーワールドに突入してしまて奈落の底に落ちました(汗)
それがラストだっただけに・・・ガ~ン!でした(苦笑)
そして間違い!
で、いいのではないかしらん(笑)
どうとでも解釈出来るのがオゾンの良い所ですし。
「焼け石に水」はいいよね、大好き。
犯人がわからない映画『氷の微笑』
この感覚と同じになりました(笑)
そういえばこの映画の音楽も似てるかも・・・
>るるる@fab様
そうか、正解だったか・・・
なに?間違い?
観た人の数だけ正解がある映画だったのですね。
自分の『焼け石に水』評をチェックしたら3点だった。
面白かったのは確か。
オカマ役の人をもっと目立たせたらもっとよかった。
なかなか、どう解釈していいのやら・・・
観る人それぞれがどう理解するか、って感じでしたね。
一緒に観た友達と話したときも、2人とも違うように受け取ってました。
シャーロット・ランプリングの演技が良かったです。