アル・パチーノがこてんぱにやっつけられると気持ちいい。
くたびれた中年男を演じてこれだけサマになるって俳優も珍しい。最近では『インソムニア』とか『リクルート』など、やっちまった・・・やられちまった・・・と、彼の後頭部をガツンと殴られたような表情がなんともいえない。苦渋の表情、今まで積み上げてきたステータスが崩れ去る瞬間、日本人俳優でいえば三國連太郎のような・・・
てなことで、かなり楽しめました。前作『12』ではフィルムの切り貼りによって目がチカチカしてしまい、「スタイリッシュな作品なんて嫌いだ~」という気持ちにまでさせられたほどです。デジタルな映画の行く末も不安になる一方・・・そんなことがあったので、今回も期待してなかったのですが、その先入観を思いっきり覆されてしまいました。
アナログ・・・もっとデジタルに強くなれ!などという台詞も登場したのですが、この作品の色調全てがアナログ感たっぷり。映像そのものも昔風のアナログ的だったし、カジノのホルコンシステムや指紋照合などのハイテクデジタル部分も見られるものの、オーシャンズの計画そのものがアナログ風。スタイリッシュな音楽に混じって冨田勲やフランク・シナトラまで流れてくる。(冨田勲のシンセサイザーはデジタルぽいけど、アナログ・シンセサイザーの多重録音)
「フランク・シナトラと握手したこと」がどれくらい重要な意味を持っているのかわからなかったけど、シナトラはもちろんオーシャンズシリーズのオリジナル『オーシャンと十一人の仲間』のオーシャン役。アンディ・ガルシアとアル・パチーノの対峙といい、かつての映画へのオマージュぽさも感じてしまいます。
チームワークとか緻密さよりも、カジノでのイカサマが爽快でして、ギャンブラー心を揺さぶってもくれます。しかし、管理施設で客の瞳孔チェックやサーモグラフィで体温チェックまでされちゃたまらない。もしこんなシステムが導入されたら・・・靴の中に画びょうを隠しておくか・・・
★★★★・
くたびれた中年男を演じてこれだけサマになるって俳優も珍しい。最近では『インソムニア』とか『リクルート』など、やっちまった・・・やられちまった・・・と、彼の後頭部をガツンと殴られたような表情がなんともいえない。苦渋の表情、今まで積み上げてきたステータスが崩れ去る瞬間、日本人俳優でいえば三國連太郎のような・・・
てなことで、かなり楽しめました。前作『12』ではフィルムの切り貼りによって目がチカチカしてしまい、「スタイリッシュな作品なんて嫌いだ~」という気持ちにまでさせられたほどです。デジタルな映画の行く末も不安になる一方・・・そんなことがあったので、今回も期待してなかったのですが、その先入観を思いっきり覆されてしまいました。
アナログ・・・もっとデジタルに強くなれ!などという台詞も登場したのですが、この作品の色調全てがアナログ感たっぷり。映像そのものも昔風のアナログ的だったし、カジノのホルコンシステムや指紋照合などのハイテクデジタル部分も見られるものの、オーシャンズの計画そのものがアナログ風。スタイリッシュな音楽に混じって冨田勲やフランク・シナトラまで流れてくる。(冨田勲のシンセサイザーはデジタルぽいけど、アナログ・シンセサイザーの多重録音)
「フランク・シナトラと握手したこと」がどれくらい重要な意味を持っているのかわからなかったけど、シナトラはもちろんオーシャンズシリーズのオリジナル『オーシャンと十一人の仲間』のオーシャン役。アンディ・ガルシアとアル・パチーノの対峙といい、かつての映画へのオマージュぽさも感じてしまいます。
チームワークとか緻密さよりも、カジノでのイカサマが爽快でして、ギャンブラー心を揺さぶってもくれます。しかし、管理施設で客の瞳孔チェックやサーモグラフィで体温チェックまでされちゃたまらない。もしこんなシステムが導入されたら・・・靴の中に画びょうを隠しておくか・・・
★★★★・
私もいままでの中で一番・・・楽しめました。
やっぱりすごいやこの人!
というか、私はオーシャンズってだけで楽しめちゃう人みたいです(笑)
アル・パチーノの冷静さを装ってるけど焦ってる感がよかったです。
その後、アル・パチーノ主演の「カリートの道」を見たんですが
ギャップに驚きました。
C.ライナーの爺さんぶりがチャーミングでした!
エンドロールに、(多分スモウキャラだと思うが) アケボノ・ムサシマルってあり。
本人じゃないはずなので芸名?!( ̄○ ̄;)
ホテル王バンク役のアル・パチーノ、ダニーの仲間をハメたので、仕返しを喰らい、まあ自業自得なんですが、役がアル・パチーノだったのでかわいそうに見えてしまった^^;普通なら、ザマア見ろと思うんですが、ダイヤ盗まれて、「俺のダイヤが・・」って言うところで、かわいそうに見えてしまった^^;ヴェニスの商人で、本当にかわいそうなシャイロックを演じてたからかな^^;
そして、バンクをハメるために、ひどい目にあった人(名前忘れましたが)あの人に最後、ラスティが罪を償ったのも良かったです^^
説明下手ですいません^^;
そっかぁ~アル・パチーノ目当てで・・・
最近はこんな役が多いものだから、なんとなく嬉しくなってしまいますよね!
俺もシリーズの中では11と13が好きですね。
11はチームワークがとてもいいし。
>GO様
この点数には俺のギャンブラー心も加味されてます。ストーリーそのものだと、どんでん返しも弱いし、それほどでもないのかも・・・
ただ前作よりは絶対にオススメです!
>ひめ様
このシリーズは、敵役が一番の要ですね。
アル・パチーノは文句なし!
スロットで大当りが出たときから、徐々に自信が崩れてしまう過程・・・打ちのめされる男、いいですね・・・俺は打ちのめされたくないのですが・・・
『カリートの道』も良かったですね。
>はななす屋様
Gクルーニー、たしかに似合うかも!
実年齢よりも老けて見られるところが難なのでしょうか。
アケボノ・ムサシマル??
そんなところまでよく発見しましたね~~
本物の力士なのかなぁ・・・
>シャイロック様
ヘリを使っての強奪はさすがに大掛かりでしたけど、イカサマの数々はしみったれた小技の積み重ねといった感じ。それが好きでした!
そうかぁ・・・シャイロックというネーミングはそこから・・・
同じくたびれた演技でも、たしかに可哀想に思える映画もあるんですよね。
なんだかんだ言っても、貧乏人から盗むような卑劣な泥棒ではない!このシリーズのよさはここにあり!ですかね・・
そうですね!その通りでした。その対比が効いていましたよね。
そっか、シナトラの握手うんぬんは、A・ガルシアとパチーノの関係があってのことだったんですね。
なるほど!
あのイカサマも本当、ちゃちいイカサマでしたしね、そのチャチさで、巧みな完璧さのシステムが狂ってしまうのが痛快でしたよね!
って、一体何のことだったんでしょう?
ビッグハテナが頭の中に点滅したのですが、今まで忘れてた~
ギャンブル映画といえば、『スティング』に代表されるイカサマ劇・どんでん返し。
この映画ではそんなどんでん返しよりも、小技を積み重ねたような波状攻撃でした(笑)
デジタルとアナログの比較はそのまま『12』と『13』の比較と感じてしまったのです。フィルムはどうだったのかわかりませんけど、今回のはアナログフィルムに戻ったのかなぁ~~
やっぱりシナトラとかゴッドファーザーとか、それを意識しちゃったのかもしれませんよね?
「Akebono Musasimaru」は見逃しているのでよくわかりませんけど、どこかに答えがないのかなぁ~~
脇道から失礼します。
みなさんが気になっている「曙」さんなんですが。
あの日本のお相撲さん「曙」なんですって!
オーシャンズ13自身は観ていないのですが、
王様のブランチで以前やっていました。
なんでも、カジノの冒頭シーン??でゲストのような形で
相撲をとっているところの画を監督さんが欲しがったらしく
本来はもっと大きくクローズアップされて画になる予定が
最終的な段階で「背景画」に収められてしまったそうです(笑)
脇道から、こっそり耳寄り情報でしたw